連合赤軍の「あさま山荘事件」から50年が経つのを前に、警視庁公安部は事件に関わったとされ、その後、日本赤軍に合流した男を含む日本赤軍のメンバー7人の情報提供を求めるために動画を公開しました。
1972年2月、連合赤軍のメンバーが長野県のあさま山荘に立てこもりました。
事件の後、日本赤軍に合流した坂東國男容疑者(75)を含む日本赤軍のメンバー7人は逃亡していて、国際手配されています。
警視庁公安部は7人のうち、佐々木規夫容疑者(73)と奥平純三容疑者(73)が1998年に他人になりすましてパスポートを入手し、日本から出国したなどの疑いがあるとして2001年に逮捕状を取っていたことを明らかにしました。
これまでは捜査に支障が出るとして公表していなかったとしています。
公安部は「7人を国際手配しているが、国内に潜伏していたり支援者がいたりする可能性を否定できない」として、動画を公開して情報提供を呼び掛けています。
日本赤軍を巡っては、元最高幹部で今年5月に出所する予定の重信房子受刑者が2001年に獄中から解散宣言を出しています。
映像提供:警視庁
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000244466.html