文庫化してほしい本。電子書籍もつけて頼む。
プラトン
「パルメニデス」イデアはこれを読まなければ理解できない。
「ヒレポス」快楽主義についての批判。
「クラテュロス」「ヘラクレイトス思想について書いたもの。
キルケゴール
「おそれとおののき」単独者について書かれたもの。シンギュラリティの語源。実存主義の原典であり、キルケゴールの最高傑作。
自主性、自由、孤独について書かれた重要な哲学書。ぜひ文庫化を。
文庫化依頼。
サルトル「嘔吐」
ヴィトゲンシュタイン「哲学探究」
プラトン「ティマイオス/クリティアス」
現代語訳してほしい仏典。
この辺、現代語訳ある? ないなら現代語訳して。
242 : 名無し物書き@推敲中? 2017/07/10(月) 19:46:27.68
地蔵三経
『地蔵菩薩本願経』
『大乗大集地蔵十輪経』
『占察善悪業報経』
243 : 名無し物書き@推敲中? 2017/07/10(月) 19:48:56.03
弥勒三部経を構成する経典は以下の三つ。
◾『弥勒大成仏経』 鳩摩羅什訳
◾『弥勒下生経』 竺法護訳
◾『観弥勒菩薩上生兜率天経』 沮渠京声訳
244 : 名無し物書き@推敲中? 2017/07/10(月) 19:51:43.37
閻魔大王は、
晩唐代に撰述された偽経である『閻羅王授記四衆逆修生七往生浄土経』(略して『預修十王生七経』)により
十王信仰と結び付けられ、地獄の裁判官の一人であり、
その中心的存在として、泰山王とともに、「人が死ぬと裁く」という役割を担い、信仰の対象となった[6]。
釈尊が生まれてすぐに「天上天下唯我独尊」といったのは「大唐西域記」の中の記述。
あと、日本成立のお経、「地蔵十王記」
ルソーの「新エロイーズ」全四巻も新訳して出して。
親鸞の「教行信証」も新訳して。
ちくまは、「マハーバーラタ」復刊して。
文庫本は1927年に日本の岩波文庫で作られた。
日本人が電子書籍よりも文庫本を選ぶ理由=中国メディア
https://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20171118/Searchina_20171118021.html
記事は「電子媒体がすでに主流となりつつある時代において、
なおも紙媒体を愛する人が多くいる。特に日本でその傾向が強く、
電車の中では日常的に小さな本を読んでいる姿を見かける。
この本は、われわれが普段読む本よりも一回り小さいもので、
日本で最も人気のある『文庫本』なのである」と紹介した。
そして、日本の文庫本は岩波書店の創業者・岩波茂雄氏が
1927年に「岩波文庫」として小さなサイズの本を出版するようになったのが最初であるとし、
軽便さからたちまち市民のあいだで人気となり、
その後各出版社が続々と文庫本を出版する文庫本ブームが巻き起こったと説明している。 新潮文庫(一次)のほうが、岩波文庫より早く出たのに
カミュの作品もそろそろ岩波あたりで出そうだけど出ない。
ちなみに、「源氏物語」より「竹取物語」のがおれは優れていると考えているが、
「源氏物語」を研究する人が後を絶たないので、
決定版が出版されることになった。
現在刊行されている岩波文庫の「源氏物語」である。
河出書房の池澤夏樹監修の「源氏物語」はまがいものなのでごまかされないでください。
角田光代訳の「源氏物語」が決定版になるとはとても思えないお。
岩波はプルーストやってるならジョイスのユリシーズも出さないのかな
丸谷も柳瀬も死んじゃったから結城英雄辺りにでも頼むしかないのか
【関連資料等】
忍秘傳服部 明暦1(1655)
萬川集海 延宝4(1676)
正忍記 延宝9(1681)
忍術秘書應義傳之巻 天正13(1585)
忍術應義傳
伊賀流間法水鏡之巻
甲賀忍之傳未来記 宝歴5(1755)
伊賀者火術秘書
忍小鏡之巻 寛永12(1635)
伊賀忍火之巻 寛永元(1624)
伊賀流火術
兵法秘要竊盗之巻 延宝3(1675)
忍大意 享保9(1724)
忍之極意目録 享保14(1729)
忍之目録
当流忍大極秘 享保16(1731)
当流忍術極秘
服部流忍法秘伝 宝暦10(1760)
福島流忍術之書
忍術賀士誠
忍術水鏡
義経流忍術伝書
忍術秘伝竊盗目録
忍術秘伝竊忍目録
忍術伝書 内川半助、半右衛門、半兵衛
伊賀者火術秘書
伊賀者火術秘伝書
出抜忍之巻
【関連資料等2】
伊賀流忍術隠火之巻
当流忍衆覚語之抄
楠流奪口忍之巻
忍次之火巻
忍法行巻
忍術極法 天保13(1842)
義経流陰忍
明心極意秘要書
秘伝忍之書
忍術奥義傳之巻 天保10(1839)
老談集
山本勘助伝 (忍術書馬術書)
忍之巻 慶安2(1649)
楠正成火術傅
喜多家由緒書
龍虎之巻
六韜龍之巻抜粹秘法
鳩溪平賀國倫士彝
鞍馬寅之巻
(魔王大僧正 伝)
黄石公兵秘術之巻
源義家傅張良神通一巻
甲賀流砲術秘書 寛政3(1791)
甲賀流砲術伝書
伊賀流甲賀流竊盗秘伝書
忍法書 賀士手牒 享保5(1720)
伊賀流忍法極秘巻 正徳6(1716)
忍法秘巻
伊賀問答忍術賀士誠
伊賀国忍術秘法
隠密秘事忍大意 享保9(1724)
【関連資料等3】
忍具図絵
忍家雑記聞書
引光流忍法註書
附長家伝
福嶋流蜜忍之註書
福島左衛門大夫家秘伝
忍法水鏡
忍之巻手鏡
忍者軍用火術
傾城忍術池
伊賀者大由緒記
伊賀附差出帳 寛永13(1636)
甲賀忍士由緒書
甲賀流忍之法 寛永元(1624)
甲賀組由緒書
伊賀士者御由緒之覚書
甲賀二十一家先祖書
忍術具之図会
甲賀忍之伝来記 文化2(1805)
竊盗秘密手鑑
忍一流密書之巻
郷家流竊盗秘伝
忍術奥之巻 慶長9(1604)
忍術極意秘密巻
一子相伝当流忍大極秘 享保12(1727)
忍極秘伝 享保16(1731)
【関連資料等4】
忍術奥義秘書
軍随応記忍之巻、軍随応童記忍之巻
八門遁甲之巻
忍秘術 永禄3(1560)
甲賀流忍術秘書奥義伝 天正13(1585)年
忍術応義伝
忍術奥の巻 慶長9(1604)
忍術軍用火術
松明要集
火箭之次第
村雨大秘之巻 正徳5(1715)年
楠流火術 慶応2(1866)
自鑑古今之書
相図のしおり
提要流火薬法書
火薬薬量
伊賀軍法
忍松明書
伴党水党并甲賀侍由緒書
「正忍伝」が29800円とはがっぺむかつく。
忍道とは最強の兵法で、子孫繁栄の術だとさ。
読みてえ。
おい、「群書治要」が文庫になってないぞ。
古典なんたらかんたらとかいう叢書で全七巻で発刊されてるけど、
一冊14000円もするし、
唐の太宗が政治についての要略として編集して、家康が日本最初の活版印刷をした「群書治要」を
文庫化しないとは何事か。
貴様ら、それでも誇りある日本の出版社か。
初歩的な質問なんですがちくま文庫とちくま学芸文庫は何が違うの?
>>22
学術の方は社会科学や自然科学の分野が多い >>20
>貴様ら、それでも誇りある日本の出版社か。
平凡社の東洋文庫くらいしかやる所はないだろうね やっぱり、頼むからキルケゴールの「おそれとおののき」を翻訳して文庫化して電子書籍化してくれない?
自由という概念を重要なものだと考えたのは、キルケゴールであり、それを実存主義と呼ぶ可能性がある。
気になって仕方ない。
2ちゃんでまともに読書会を開催します
ハンドルネームをあきらかにすること
糞すれはスルーすること
互いの意見を尊重して有意義な読書経験を希望していること
そういう人の集まりにします
文庫本、それも最初は岩波あたりの作品から始めます
私ぶんたの読書会希望作品は『オイディプス王』です
岩波は文庫や理系専門書はマシだったからこのスレ的には問題なし
その他専門書や新書や世界は酷かったが
新発見の反映や注を詳しくした古典は
かなりいいけどな
たとえば老子とか
文庫でこの方向はロングテールになる
ぜひ、文庫化してくれ。
「正忍伝」読了。
作者、名取兵左衛門。名取とは匿名という意味で、本名は藤一水子正武だといわれている。
堂々と、忍者とは盗人であると書いてある。ありえんだろ。ぶっ殺すぞ、忍者。
盗人から見た日本の歴史が書いてある。
盗人を手下としてよく使ったのは、聖徳太子、源義経、楠正成、徳川吉宗であるという。
忍者の起源をたどると、中国の黄帝や孫武にまでさかのぼるという。
夏王朝を滅ぼしたのが、盗人を従えた伊尹であると伝わっているので、忍者は王朝を滅ぼす技術であったのは常識のようだ。
忍者は、よく人の近づくものが良いとされ、美男美女を堂々と人のよく近づくものとして認識している点は凄まじいの一言である。
「人の善意は最大の隙なり。」と書いてあるよ。ありえねえよ。
大将と敵大将の使者についていくことが牛馬の術というらしい。
「喜怒哀楽愛悪欲」この七つの心はもともと先天的に人が持っている感情だと述べている。
おーい、これ絶版かよ。
本居宣長の代表作は「古事記伝」岩波文庫全四巻であったようだ。
初めて知った。
絶版。復刊してくれ。
文庫高くて全集をバラでも買った方が安いとか
よくあるよな
フロイトの神話からの着想も近親相姦ネタでヴォケないほうが。
>>36
国会図書館がフォト版を公開してるし
それを元にした安いのがkindleにあるし
紙で再販するわけない どの文庫も理系のやつもっといっぱい出してほしいな~。
お手軽にポケットに忍ばせてちょっとずつ読み進めていくのが好きだ。
スキルは身にはつかんけど。
インディア紙の文庫欲しい
日本文学史序説がまるまる半分の厚みになる
>>49
厚さは同じ
ずっしりと重い
1冊本になるだけ >>51
?
半分になるなら
上下巻本だから
同じ厚さの1冊になる
違った? ああそういうことね
文庫500ページ一冊の厚みで
1000ページ入るということ
俺は多少の重みはいい
嵩張るのが気になるだけで
>>48
理系の本は売れないのだ
理解できる奴が少なすぎる
理系を扱った一般書文庫くらいでないと >>54
まあ、やっぱり売れないのかね。
確かに自分も大して理解できないくせに好きなのは好きなんだよな~。
自分のような理系バカコレクターもいるし、
落合陽一さんとかの台頭でこれから理系の若者が来るかもだし、
ちくまのノイマン・コレクションの第二弾みたいな感じで
若き出版マンが経営陣に神プレゼンして実現してくれないかな。
買うぞ俺は。 そもそも、中国の儒教は過小評価されすぎだ。
まだ詳しく調べてないけど、ニュートンの科学に負けたのであって、
中国の儒教は、宗教的にはマニ教以外には負けてない。
物質の起源が、一個であると信じていた儒教はそれを「気」と名付けていたが、
原子が百個もあることがわかった時点で、中国は敗北を覚悟した。
中国の儒教は、むかしから物理学がいちばん大事だと教えていたのだから。
物理学での儒教の敗北は、確かに儒教の敗北だった。
原子がダメなら、素粒子と中国は必死に「気」を探しもとめたが、
素粒子も十七個もあった。
この次どうする? と中国の儒学者は考えて悩んでいることだろう。
中国は、マニ教の教えの通り、天国と地獄で多重層結界を張ってから大発展している。
天国は多重層結界を張っていたが、地獄も多重層結果にするということに気付かなかったのである。
そいついろんなところにマルチポストしてる有名な気違いだよ
ベケットなら白水Uブックスで出せばいいだけだよ
シモンなら河出文庫とか
出さないのは採算が取れないから
岩波文庫も20世紀世界文学をもっと充実させるべきだろうけど戦後文学はどうも弱いね。版権の問題とか需要とかいろいろあるのだろうが。
しかしカルヴィーノの文庫が各社から妙に出てる印象あるがそんな需要あるのかね?
ユリシーズと特性のない男は出して欲しいな
特に後者
サルトルの自由への道出して嘔吐出さないのは不思議だな
岩波からユリシーズが出るとしたら訳者は結城英雄だと思うな
嘔吐は人文書院が版権を独占しているから、文庫化は不可能
特性のない男はほしいな
ベケットやシモンの時代の佳作たちはどこにいくんだろう
もったいないけどこれが繰り返されてる歴史なのかね
独占?
中公が世界文学全集でビュトールの時間割とカップリングしていたけど?
ということは中公文庫で出すことも可能だと思いますが
実際、ビュトールの「時間割」は中公文庫で出ていたわけで
どういった経緯で文庫化しなかったのかよく分からないけどね
>>73
あれは貸し出してるんだよ
「新潮世界文学」でもサルトルの巻に入ってるけど、同じ 版権を独占している会社が他社にある本に限定して出版を許可している
もちろんそれなりの代価を得た上でだが
そういえば、集英社がギャラリー世界の文学を企画した際、
サルトルの『嘔吐』を入れようと人文書院に交渉したが、却下されたんだった
>>76
へえそうだったんだ
なんで中公や新潮はよかったのに集英社はだめだったんだろう >>78
使用料をふっかけられて集英社が断念したのかもしれない
『ドクトル・ジバゴ』新潮文庫も絶版になっているが、
あれも版権のある時事通信社から期限付で借りていたんだろう
『百年の孤独』は著者が文庫化を許さないらしい
読者にはわからない諸事情が出版にはつきまとう >>56
アウグスティヌスはマニ教だったからな、若いころ。
くわしくは岩波新書。 岩波はモダニズム小説以降はガタガタだな。いきなりクンデラ、ルクレジオ、リョサまで飛んだり。
河出は頑張ってると思うが…バロウズなら「おかま」も出せばいいのにね。
>>79
著者ってマルケス? それとも翻訳した鼓直?
アメリカだとペーパーバックになってるよね
あと日本だとマルケス作鼓訳だとエレンディラや族長の秋なんかは文庫化されてる
なぜ百年の孤独だけここまで特別扱いなのかよくわからん >>82
著者はガルシア=マルケス一人だろ
鼓直は訳者だ
『百年の孤独』の特別扱いがよく分からんとはお前も
つくづくバカだよなあ
誰が見てもこの作家の代表作だから、作家自身も大事にしている
あと、出版契約は国ごと違うのだから、アメリカの例を
出されても意味がない >>81
>岩波はモダニズム小説以降はガタガタだな。
しかしノサックを「弟」や「待機」ではなく
短篇集で出したりするわけです、何故か
他にはラーゲルクヴィストも出すし
よく分からない出版基準 >>79
>>83
著者が日本で文庫化を許さないというのはソースがある話ですか? >>86
ネットで読んだ
ある読者が新潮社に文庫化しないのか問い合わせたら、
最初の出版契約で文庫化しないことになっていると
返答されたとのこと そもそもコロンビア人は文庫が何か知ってるのだろうか
最初の契約がそうだという話と
著者が許さないから今も未文庫化
というのは飛躍があるが...
>>89
お前、社会人か 学生で契約をしたことがないのか
新潮社が1970年代前半『百年の孤独』の邦訳出版をしたいと
コロンビアの著者と交渉した その際、この小説は
日本では単行本のみ出版し、文庫本にはしないという
条項が契約書に入れられたということだ
その契約は今も有効だ どこに飛躍があるのか いや契約に入っていないという
現状認識が、今も許していないという
意志があるという読みにスライドしているよ
読めてないな
文庫で出す契約をすることが今も
不可能という含意になっている
『百年の孤独』だけは別格なのか
同じ新潮社でも「予告された殺人の記録』は文庫化されているのだが
どうしてそういうややこし契約になったのか
百年の孤独は英訳で読んでる
青と白のハードカバー持ってるけど
>>91
今も日本では文庫が出ていないのだから、著者は文庫化を許さぬ意思と思われる モダニズムの新訳も勿論素晴らしいことではあるがビュトールとル・クレジオ出すならシモンとソレルスも出しなさい。
ドラマ以降の小説岩波文庫で訳せばいいのに。
スレチかもしれんが、福武文庫っていつ復活するのかな。
岩波よりラインナップがよかった記憶があるんだけど
福武文庫はドストエフスキー前期後期短編集とトルストイの前期後期短編集が印象に残っている。
日本文学の場合野間宏や原民喜あたりが長い間「最近」だったのに
小田実が死んだらすぐに「大地と星輝く天の子」が文庫化された
あるいは大江健三郎の「自選短篇」や伊藤整の「鳴海仙吉」とかね
戦後小説では他にも出すべきものがあると思うけどなあ
福武文庫ではピランデッロの『生きていたパスカル』がとても良かったな
イタリアの小説で好きなのはこれとモラヴィアの『軽蔑』
>>98
儲からなくて撤退したのに復活するわけがない 社長の代変わりで批評空間とかもろもろ切っちゃったみたいよ。浅田彰が言ってたな。
>>87
じゃあ包括的出版契約になってなかったんだろうけど
現代世界の文学やガルシア=マルケス作品集には新潮社が入れられてるんだから
かなり変わった契約だな 百年の孤独と薔薇の名前は著者二人とも亡くなったけどこの先文庫化は無さそうか
個人的にはペーパーバックみたいな軽装版はあってもいいと思うけど
なんで「あってもいい」とか上から目線なの
「出してほしい」とかなら分かるが
文学は他人の意見にイライラしているダメ男だらけ
というウルフ女史の言葉もある
オレの経験だと、他人の目を気にするのは
絵画・彫刻 > 文学 > 音楽
ムージル『特性のない男』
ダレル『アレクサンドリア四重奏』
ミラー『薔薇色の十字架』
岩波文庫君なら出来る!
>>113
アレクサンドリア四重奏は河出の方が可能性あると思う
最近の価格帯からすると一冊1500円前後になりそうだけど ムージルは岩波よりも筑摩あたりが出しそうな気がする
ブロッホの「夢遊の人々 」を出したぐらいだから
しかし出してもそれほど売れないと思うな
ムージルは正直ものすごく面白い
J.M. Coetzeeが「特性のない男」を“book overtaken by history during its writing."と言っている
時代に押しつぶされそうになってあがいている作家の作品は、ドス・パソスやトマス・ウルフもそうなんだけれど細々とでも残るものだと思う
クッツェやトーマス・ベルンハルトはこういうseriousな作家として残る本当に数少ないいい作家
『特性のない男』はわが生涯最高の文学作品だ
まあ、世界でも完読した人はきわめて少ないだろう
あの知性、色気、かっこよさ、晦渋さ、ユーモア・・・
ちくま文庫のフラナリー・オコナー全短篇復刊、更に重版かかったのね。
>>111
文学系の論文読むとそれは納得行く
こじらせた人が結構いる
まともな人だって多いけどな >>118
古本でかなり高値がついてたから、今回の再販で買えて助かったわ レニエの『生きている過去』面白かったから岩波文庫はもっとレニエ出してくり
ボードレールの批評集とかプルースト評論選とかちくまは昔は個人全集からたくさん文庫化してくれてたのになくなっちゃったのかな
ネルヴァルの東方の旅とか文庫化しないかなーって淡い期待を持ってる
ネルヴァルはいいよなあ。ボードレールやプルーストは売れているから。
仏文学ぶやつ激減してるからどうかなあ
現代文学もほぼウェルベックだけの人気だし
>>129
文庫本・単行本・世界文学全集の端本含めて、古本屋に行くとフランス文学が山のように売ってるね
ネルヴァル「火の娘たち」も、ちくま文庫ではなく世界文学全集の端本で手に入れた。300円くらいだったと思う そうだね。仏文全盛期に売れた本をとっとと古書として回収するのが良いと思う
安部公房の『内なる辺境 / 都市への回路』てまた延期になったの?
去年の7月の予定がいったん消えて、今年3月に出る予定だったのに。
>>130
文庫よりも文庫化前の箱本の方が
安いとか多いからなあ
文庫600円
箱本200円
みたいな
お陰で箱だらけだわ >>137
モロイ、マロウンは死ぬ、名づけえぬもの3部作らしい モロイの前半、マロウンの雰囲気、名付けえぬものの最後らへんが好き
あのへんの名作や佳作図書館で借りてばかりだったから買えるのが嬉しい♪
河出はドゥルーズのマゾッホ論の新訳文庫で出したりしてるからさ。
スレチで悪いんだけど、中公でなぜかエリオットの荒地が文庫化するらしい
ダンテの帝政論とか、ロレンスの批評が文庫化したりぶっとびすぎてて基準がまったくわからない
>>146
中公はもともとそういう出版社
ぶっ飛びすぎてて一度潰れた >>134
でも筑摩世界文学大系は三段組で読みにくいので、ちくま文庫で文庫化されたら買い直すようにしている
E・M・フォースター「インドへの道」とか >>147
セリーヌ「夜の果てへの旅」、ビュトール「時間割」、クノー「地下鉄のザジ」、ロレンス・ダレル「黒い本」
この辺は翻訳も良かったね >>149
そっかー俺はかえって詰まっている方が好きなんだよ
漱石全小説B6二段組2000ページとか夢見る >>149
筑摩大系ではコンラッド『ノストローモ』がちくま文庫にならないね >>150
本当謎のチョイスだよな。といってマニアックな小説をガンガン拾ってくというわけでもなくw 筒井康隆に前衛を初めてやらせたのって中公じゃなかったっけ
それが未だに残って売れ続けて本屋で平積みになってるから大したもんだ
>>155
当時の編集者が村上春樹の翻訳原稿を社外に持ち出して神田の古書店に売り払っていたことが後に判明して、大問題になったんだよね >>158
安原顯ね
大問題になんかなってない
ただ村上春樹がブチ切れたというだけ(当然だと思うが) >>158
>後に判明して、大問題になったんだよね
売り払ったのはは退社後のような気もするけど
あの人は在職中に他誌掲載の匿名批評で
有名作家たちへの罵詈雑言を平気で吐くような問題児だから しかし村上春樹訳のレイモンド・カーヴァーの文庫化は
まあ分かるとして(売れるから)
丸谷才一訳の「ボートの三人男」を出すのはよく分からないね
あれは自社刊行の単行本ではなかったはず
売ったのは死ぬ前だから当然退社後だね
普通の読者にも有名になった頃は
スーパフリー編集者だったわけだからw
ちゃんとしまってあった筈が
持ち帰ってたんだから大問題だよな
担当がずっと持ったままだったってのとは全然違うから
春樹以外にも持ち帰られてた人がいた
大問題なんかになってないってw
村上春樹にしてみりゃふざけんなって話だけど
窃盗だよ死んでるから不起訴なだけで
編集が作家に刑事罰ある犯罪をするって出版界的には大事件
古本市場に出回っている自筆原稿って、編集者が横流ししてるんでしょ。
>>164
横流しはよくないことだが、あれは窃盗かというと微妙だろう
倫理的にしか責められない事案だろう 本来なら出版社が保管している筈の原稿を
担当編集者が宝物として私物化していたというケースで
所有権の帰属については筆者か出版社かという争いがあるのだけど
この場合は単純に出版社の管理が杜撰で
担当者による売却で明るみに出た
文学作品の場合は担当者が企画や訂正・加筆で関与しているケースが多いので
ああいう作家や作品に思い入れの強い編集者が
この様な行為におよぶのも何となく心情的には理解できる
>>153
ちくま文庫以外から新訳が出る可能性もある
筑摩大系 ウォー「ブライヅヘッドふたたび」吉田健一訳
↓
岩波文庫 ウォー「回想のブライズヘッド」小野寺健訳 >>168
>『海』1980年12月号に掲載されたスコット・フィッツジェラルドの翻訳『氷の宮殿』の生原稿73枚は100万円を超す値段で神保町の古書店で売られていた
村上春樹がワープロに切り替える前の手書き原稿だから価値が高いということを、プロの編集者なら充分に分かっていたはず
盗品売買だけでなく、文学研究資料の散逸という点でも極めて悪質だと思う >>168
安原は村上の作品内容に全く関与してない
完成原稿を渡しただけ
これは村上がはっきり書いてる
よしもとばななのようなケースがあることを知ってるから言っとくべきだと思ったんだろう >>169
じつは吉田健一訳の方は1990年にちくま文庫から出ている
自分はそれを買って読み、今も所有している
ちくま文庫はコンラッドの短篇集を新訳で出しているのに
代表作を出そうとしないのは何か出版上の事情があるのかも >>169
小野寺訳のウォーは他社の文学全集からだよね
木村彰一訳のクオ・ワディスも同じルートだった気がする ディケンズの「エドウィン・ドルードの謎 」はもともと講談社の文学全集に入ってたけど、まず創元社の文庫になって今は白水社の新書だな。
古典と現代で、心を癒されるような、洗われるような
随筆文学ってあるかな?
つれづれ草は平凡でひなびた時間だから、方丈記の方がいいに決まってるさ。
科学にも少し興味があれば寺田寅彦の随筆集をお勧めします。
おーい、ウェルズの「新世界秩序」が翻訳されてないので、
訳してくれ。文庫で電子書籍付きで頼む。
超重要な本だ。
そんなに重要な本なら原文で読むべきでは
英語でしょ?
>>182
1980年代に訳されて、2006年にも他の評論と一緒に再販されているよ
『ホモ・サピエンス将来の展望II 新世界秩序』 浜野輝訳、思索社、1983年。 - 巻末にウェルズ協会による著作目録付き
英語でも140ページちょっとだから数時間もかければ読めると思うけれど それよかそいつがなんで超重要と
思ったのかを知りたいな
ウェルズは岩波文庫版の翻訳の評判がかなり悪い
まずはこれを改めるべきだと思うのだが
こいつ古典新訳文庫のスレにもマルチしてるから死んでいいよ
>>185
ありがと。助かる。
アマゾンで「新世界秩序」で検索しても出てこないから、困ってたんだ。
さっそく中古で買ったよ。
610ページと相当に分厚いようだけど。
1983年版は見つかったけど、2006年版は見つからなかった。 英吾が原作の本を、早く訳してくれと云うの、これ、ホントウに恥ずかしい
津駅別所書店
岩波だけカバーとって並べてる
講談社学術文庫は好きだがダサい
どうにかせい
>>192
それはお前の偏見だ
恥ずかしいぞ、お前 I haven't any right to criticize books, and I don't do it except when I hate them.
I often want to criticize Jane Austen, but her books madden me so that I can't conceal my frenzy from the reader; and therefore I have to stop every time I begin.
Every time I read Pride and Prejudice I want to dig her up and beat her over the skull with her own shin-bone.
--- Mark Twain
表紙や装丁がないと繁殖にあらが出るから新刊の方がいいの?
天長六本宗書(てんちょうろくほんしゅうしょ)は、
淳和天皇の命によって天長7年(830年)に三論・法相・華厳・律・天台・真言の6宗から出された、各宗の教義解説書。
天長勅撰六本宗書ともいう。
各宗派の書名と著者は以下の通り。
三論宗 - 玄叡『大乗三論大義抄』 ←この六書のうち、空海しか現代語訳されてないんで、ちゃんと現代語訳して文庫で出して。
法相宗 - 護命『大乗法相研神章』 ←この六書のうち、空海しか現代語訳されてないんで、ちゃんと現代語訳して文庫で出して。
華厳宗 - 普機『華厳宗一乗開心論』 ←この六書のうち、空海しか現代語訳されてないんで、ちゃんと現代語訳して文庫で出して。
律宗 - 豊安『戒律伝来宗旨問答』 ←この六書のうち、空海しか現代語訳されてないんで、ちゃんと現代語訳して文庫で出して。
天台宗 - 義真『天台法華宗義集』 ←この六書のうち、空海しか現代語訳されてないんで、ちゃんと現代語訳して文庫で出して。
真言宗 - 空海『秘密曼荼羅十住心論』
現代では十住心論以外ほとんど参照されないものばかりだけどな
強いて言えば護命、豊安、義真くらい
>>173
>>174
旧訳『青春のブライズヘッド』小野寺健訳(講談社世界文学全集)1977年
↓
改訳『回想のブライズヘッド』小野寺健訳(岩波文庫)2009年
この世界文学全集はマイナーだけど、編集がマニアックな面白い全集で、パゾリーニとか入っている。メジャーな作家でも他社の全集とは違う作品を収録している
木村彰一は編集委員を務めている >>173
英文学者の小野寺健さんは、今年の元日に86歳でお亡くなりになっていました
ちくま文庫『息子と恋人』の後書きで、武藤浩史が「小野寺先生が体調を崩されたのでお手伝いした」と書いていたけど……御冥福をお祈りします パゾリーニの「生命ある若者」は講談社文芸文庫になりましたね
曜日の原典である「宿曜経」を現代語訳して文庫で電子書籍化してよ。
文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経 ね。
ずっと読みたかったんだ。
これ、たぶん、どれも巻物一巻だから、文庫本一冊になるだろうから、文庫化して。
伊勢の経典の名前がわかった。
この五つらしい。
神道五部書(しんとうごうぶしょ)とは、伊勢神道(度会神道)の根本経典で、以下の5つの経典の総称である。
『天照坐伊勢二所皇太神宮御鎮座次第記』(御鎮座次第記)
『伊勢二所皇太神御鎮座伝記』(御鎮座伝記)
『豊受皇太神御鎮座本記』(御鎮座本記)
『造伊勢二所太神宮宝基本記』(宝基本記)
『倭姫命世記』
いずれも奥付には奈良時代以前の成立となっているが、
実際には鎌倉時代に度会行忠ら外宮祀官が、伊勢神宮に伝わる古伝を加味しつつ執筆したものとみられている。
>>175
寺田寅彦随筆集
ただ文字がかなり小さいのでワイド版がみつかればワイド版を推薦 ハズキルーペは歪曲するので、実は文庫本は読みにくい。
いま、書店には必ず読書メガネが売ってあるじゃん。
あれがイイよ。
もしくは、百均の老眼鏡コーナーで+1.5あたらいから
+2.5くらいまでいろいろ試せ。
+2.5でも旧活字文庫本読めないなら、アキラめて眼科
に相談しなさい。
>>225
ルーペは疲れる。
今は長編ではない限り拡大コピーして読んでいる。
欠点はインク代と紙代が馬鹿にならないところかな。
それにしても小さい文字にして紙代ケチるほど出版会社は儲からないんだな。 >>225
近視が強いと老眼鏡かけると余計ぼやける。 河出文庫で出てるアフリカの日々ってどうですか?
映画はイマイチだったんですが
>>229
文庫になったんだ
晶文社の本が文庫って、珍しいね
『復讐には天使の優しさを』も文庫になってほしい >>230
河出書房新社の池澤夏樹編「世界文学全集」に収録されてた >>229
おれはつまらなかった
作家の人生は面白そうだけど
作品はそんなに良いのかなあ 仏典が読めねえ。
誰か、もっと仏典を翻訳して文庫にしてくれ。電子書籍で。
ごめん。仏典けっこう見つかった。
kindle舷梯で、「大日経」「弥勒経」「宿曜経」はあった。
安価で。
助かる。
「華厳経」と「地蔵経」をあと頼む。
インド哲学の本を出してくれ。文庫で電子書籍だととても助かる。近代インド哲学はちょっと日本で軽視されてる。
ラーマクリシュナ「不滅の言葉(コタムリト)」
ヴィヴェーカーナンダ「カルマヨーガ」「パクティヨーガ」「ギャーナヨーガ」「ラージャヨーガ」、
オーロビンド「マザー」、
タゴール:ノーベル文学賞受賞者。
そもそも一度文庫化した書籍を再販してくれない>ガンジー
・真の独立への道―ヒンド・スワラージ (岩波文庫)
これは哲学とは違うけど100分de名著のガンジー本のテキストに宣伝として掲載されている
…にも関わらず販売されていない
イスラム文学の代表作、イスマイール一世の「英雄詩」をアゼルバイジャン語から訳してくれ。
サファヴィー朝の建国者であり、「神」「預言者」と呼ばれるのを辞退したらしい。
バハーイー教の啓典を訳してくれ。
かなり気になる。
ぼくは、八年間に及ぶ三百冊の哲学読書によって、
「霊魂は、無意識の古代における呼び名である」という認識に至りました。
「霊魂(無意識)とは、ヒトが知覚できないのに、精神と身体を制御してくる内部と外部にある存在」です。
こんなインターネットの片隅で一人で主張しても何も変わらないかもしれないですけど。
マヘンドラ・グプタ「不滅の言葉」全5巻、を文庫化してくれ。
需要供給曲線を考案したアルフレッド・マーシャルの「経済原理」全4巻は、
日本では売られていない。
これ、ちゃんと日本に流通させると、日本の経済も上向く気がする。
需要供給曲線はアダム・スミスが主張していたと勘ちがいしていたけど、
「国富論」を読んだけど、どこにも書いてなかったよ。
それで、ウィキを見たら、需要供給曲線を考えたのはアルフレッド・マーシャルだと書いてあるじゃないか。
びっくりしたよ。
>>248
一般書籍板にまで書きに来るな
目障りだ >>249
新訳があると便利かもしれない。
そうじゃないという判断なのかもしれないけど。 マーシャルはケインズが乗り越えた、みたいな理解が昔はあったように思うよ
誰か強力な経済史家が復権計れば復権するんじゃね
「書経」と「詩経」を文庫で出してくれ。
儒教がなんなのか全然わからない。
うまくいけば、すごい良い話になるかもしれない。
「書経」も「詩経」も読んでないぼくが儒教を格好よくいうとこうだ。
国が興る時に、神霊が降り、巫女が神懸かりになり、人々の徳を計る。
これは「春秋左氏伝」だ。
そして、中国の王家は、王朝の交替を許可する文書「詩経」を焚書して、
王朝の交替を防ごうとする。
しかし、それでも「詩経」は伝わってしまい、国が亡びる時に神霊が巫女に降って、
新しい王朝を起こす。
「詩経」をちょっと見てみたが、
本文と、書き下し文と、日本語訳とで、ぜんぜんちがうことが書いてあるので、
この日本語訳は、訳文ではなくて、ただのこの翻訳家のメモであるとぼくは思うのだが。
たぶん、これ、訳されていないよ。
『トムジョウンズ』
『寓話』
どうして重版しないのかな?
米川訳『悪霊』『未成年』も重版して欲しい!
ヘッセの岩波文庫の『ナルチスとゴルトムント』を重版してほしい
ヘッセ最高傑作がどうしてずっと絶版のままなんだ
『車輪の下』ばかり読まれても仕方がない
四書五経が聖典として位置づけられたのは朱熹の時代であり
これは儒教ではなく儒学
いわゆる孔子の時代は後世の産物である四書は存在しなかったので
五経の方が重要になる
詩経、書経、春秋はまあいいとして礼記、易経は
後世の人間からすればちんぷんかんぷんだよ
ただ、これが重要なんだよね
これが分からないと儒教ではなく儒学になる
昨日購入。
『ハリネズミと狐』
『われら』
『イワーン・イワーノウィッチとイワーン・ニキーフォロウィッチとが喧嘩をした話』
『貧しき人々』
『光あるうちに光の中を歩め』
『ルーヂン』
岩波が「リクエスト復刊」をしたら、
とりあえず買うことにしている。
おかしいね。今年の春のリクエスト復刊は34点もあるのに買ってないじゃないか。それに、トルストイだけしか該当しないぞ。ゴーゴリとドストエフスキーは去年の復刊。その他の本はいつの復刊やら。嘘はすぐばれるよ。
おっと、ルーヂンも今年だったね。2点だけ正解という訳だ。
「ehon」で買うのね。
一度に買うのは6冊。それ以上だと本が傷む。
主に文学関連しか買わない。
『ハリネズミと狐』は『戦争と平和』の理解のため購入。
1冊目と2冊目以外は今年2月の「リクエスト復刊」だろ。
僕にはトルストイとツルゲーネフの二冊しか見えんけどな。どうした事だろうな。
263は不完全な文章なんだろう?
岩波文庫がリクエスト復刊したら、そのなかのロシア文学関係はとりあえず買うことにしている。が完全な文章なんでしょうね、おそらく。
>>259
あれが最高傑作なのか?
感性と理性の二元対立ってのはドイツ文学にはよくあるテーマだな
あの時期のペストで人がバタバタ死んでいく場面の描写は良かった
でも車輪の下のほうが好き 岩波にはポミャロフスキークープリンあたりをラインナップに加えてほしい
世界文庫や創元文庫などの絶版本でしかお目にかかれないのは残念だ
質問です。
岩波文庫の「ロランの歌」は、「恋するオルランド」との内容が同じと考えていいのだろうか。
中古で「リグヴェーダ」を買ったけど、本がボロボロだ。岩波書店さん、「リグヴェーダ」を復刊してくれ。
>>259
このスレで言うのもなんだけど、新潮じゃダメ?知と愛(高橋建二訳)。 >>282
高橋健二訳を読んで、何も不満を感じないなら、相当な文学的鈍感だろう 井筒俊彦の「神秘哲学」、たぶん、今年の二月に文庫化されたと思うけど、すごいよかったよ。
まとめたのを書いてみたので、読んでくれ。ネタバレだが。
19、神秘主義に寄せて
中江兆民の著作に「三酔人経論問答」という本がある。明治の哲学書で広く読まれたものである。
それは、古代中世の征服者を良しとする豪傑君と、啓蒙の思想家である紳士君の意見の対立を扱った哲学書である。
紳士君がいくらギリシャ哲学を根拠に理想主義を唱えても、そんなものは、豪傑君の暴力主義に殴り倒されてしまうと書かれている。
紳士君と豪傑君の思想には、それぞれ、現実を反映したものがあり、
両者の良いところを抽出する現実主義によって政治は動くとして終わる。
これは、百年前の明治の思想であり、現代だとさらにちがうと思われる。
しかし、紳士君の理想主義とはどんなものなのか。それは、
井筒俊彦の「神秘哲学」という書にある記述が最も典型であると思われる。
理想主義者の井筒俊彦は1949年の書で何をいったか、それは以下のようなことである。
哲学者は、生きて帰って来なければならない。
井筒俊彦によると、神秘主義とは、宇宙の究極的救済を目的とするものである。
哲学者は、哲学の散策の中でそれを発見して、さらに、生きて帰って来なければならない。
哲学の神秘主義とは、それが宇宙の究極的救済を目指すことを発見することである。
井筒俊彦はいう。「人が神に成り、神であること」が神秘主義であるが、神に成るとは、力強い力を得ることではなく、
人間の身に許された限り、宇宙を救済することである。
世界を救済する理想によって神に似ることが、神秘主義哲学である。
これが、暴力主義に対しての、理想主義である。
暴力主義で最強を目指すという哲学者もいるかもしれない。
机上の空論と呼ばれても、理想主義を追求する哲学者もいるかもしれない。
しかし、ぼくは、哲学者すべてが宇宙的救済を目的とすることには、不安を感じる。
哲学の目的は、もっと多様であるべきだ。そして、志だけを高く掲げるのではなく、
目的の実現のために策を練らなければならない。
ぼくは、暴力主義でも、理想主義でもない、第三の道、現実主義を訴えたい。
科学によって、事実の確認をくり返して積み重ねる現実主義こそ、現代における哲学だと思う。
哲学を読んで感動したというだけではダメなのだ。あくまでも、物質的な実利を得るために作戦を練らねばならない。
明治の哲学者である大西祝はいった。「天地の間のすべてを物質的に解釈すべきである」と。
理想主義も良い。だが、物質的な探究の積み重ねが、暴力主義の豪傑君にも、理想主義の紳士君にも、おそらくは勝つであろう。
>>291
マジレスするとここは文板なので井筒は岩波文庫総合が適当 井筒は絶賛と全否定割れ過ぎてるのでどっちの意見もクソとわかる
実態はどちらにもないことが明白
しかし、ここ数年、明治以降の日本の哲学者や仏僧がどんどん文庫化されている。
良い本が多いので、やはり、日本の出版社の知識はすごいのだろうと想像する。
出版に関わってる人が先に読んで理解しているはずなのだ。
田辺元、大西祝、波多野精一、井筒俊彦、山崎弁栄、鈴木大拙。
ぼくが気づいただけでもこれだけ。
本当に、どんどん良書が出ている。
岩波文庫になった哲学者たち。
2010年:田辺元選集
2013年:波多野精一
2014年:大西祝選集
2016年:鈴木大拙
2018年:山崎弁栄
2019年:井筒俊彦
>>292
>哲学者は、生きて帰って来なければならない。
>井筒俊彦によると、神秘主義とは、宇宙の究極的救済を目的とするものである。
ソクラテス的には「死を準備する者」であり
濁世たる現実の迷妄から離れて真理へと到達することを目的とする
だから現世に帰ってくることを前提としては哲学とはならない
それゆえソクラテスの弟子であるプラトンにしてもアリストテレスにしても
現実とどう折り合いをつけるかが問題となる
これが「東洋」の思想家である井筒になると帰還が前提となる
しかしこれはギリシア的真理主義ではなくインド思想の梵我一如の発想に近い
しかしそれなら「哲学」である必要はない
素直に東洋思想の道を極めれば良いだけ
それと「梵我一如」なら仏教思想と融合した
奈良・平安期の天皇も似たようなものであり
人が神となる「神秘主義」でもあり衆生済度という点では現実的でもあるのだが
天皇やその周辺宗教文化を「神秘主義」と考える者はいても
哲学者と考える者はいない >>299
井筒俊彦は、仏教ではなく、イスラム学者でしょう。
井筒は、一冊目で「アラビア思想史」をやってるから。
最初から、イスラム研究者だと思うよ。
二冊目が「神秘哲学」として、ギリシャ哲学をやってるけど。
ぼくは、井筒は「神秘哲学」を書いていた時に頭にあったのは、梵我一如ではなく、イスラム思想だったと思うよ。 高橋健二の訳はいいときと悪い時があるだろ
それを感じ取れないなら翻訳読む以前に文学読むの辞めろ
日本語では一人称を全部訳したらくどくなるのにご丁寧に訳しててリズムが悪いとかよくある
ドイツ戦歿学生の手紙 ヴィットコップ編 高橋健二訳
第二次世界大戦戦没者の手紙と手記 人間の声1939-42 ハンス・W・ベーア編集 高橋健二訳編
第二次世界大戦戦没者の手紙と手記 人間の声1943-45 ハンス・W・ベーア編集 高橋健二訳編
こんな翻訳するんだもんな左翼だわ
ナチスシンパから戦後左翼になっただけだろ
謎はない
『デミアン』のこの箇所の高橋の誤訳はひどい
[原語]
Oder aber, man muesste sich einen Gott schaffen, der auch den Teufel in sich einschliesst und vordem man nicht die Augen zudruecken muss, wenn die natuerlichsten Dinge von der Welt geschehen.
[高橋健二訳](新潮文庫)
「彼らは神をいっさいの生命の父とたたえながら、生命の基である性生活というものをすべてどんなにむぞうさに黙殺し、あるいは悪魔のしわざだとか、罪深いことだとか、説明していることだろう!
あのイェホヴァの神をあがめることにぼくはすこしも、露ほども異議はない。
だが、この人工的に引き離された、公認された半分だけでなく、全世界を、いっさいをあがめ重んじるべきだ、とぼくは思うんだ。
そこでつまり、神の礼拝と並んで悪魔の礼拝を行わねばならない。それが正しいだろうと思うんだ。
あるいはまた、悪魔をも包含している神を創造しなければならないだろう。
それにたいして人は目を閉じてはならない。この世の最も自然なことが起きるのだとすれば」
[実吉捷郎訳](岩波文庫)
「たとえば、みんなはあらゆる生命の父として、神を礼讃するくせに、生命のどだいになっている性生活全体を、あっさり黙殺するし、わるくすると、それをあくまのしわざで、罪ふかいものだと宣言する───というわけさ。
ぼくは、みんながこのエホバの神をあがめることに、反対はしない。決してしない。
しかしぼくは考えるんだが、ぼくらはいっさいのものを、あがめもし、尊重もしなければいけないんだ。全世界をだよ。この人工的にきりはなされた、公式の半分だけでなくね。
だからそうなれば、ぼくらは神の礼拝とならんで、あくまの礼拝も行わなけりゃならない。それが正当だと、ぼくは思うんだがね。
それでなかったら、あくまをさえ含んでしまうような神を、作り出すほかはあるまいね。
そしてこの世でいちばん自然なことが行われるときに、こっちに目をつぶらせないでくれるような神をね。」
おっと、タイプミスしてた
× vordem
○ vor dem
ひどいな
誤訳の下2行だけじゃなく全体的に実吉のほうが意味がわかりやすい
高橋健二訳の『車輪の下』は、戦前は岩波文庫から出てたんだね
ちくま文庫で絶版になってるディケンズのKindle版を出して欲しいな。
我らが共通の友、マーティン・チャズルウィット、リトル・ドリットは是非おねがいしたい。
.
岩波文庫
三十三年の夢 宮崎滔天
pp507 1993年 2011年刷3 1200円
自叙伝 日本脱出記 大杉栄 pp434 1080円
買った。
>>312
ちくまは金持ち父さん貧乏父さんで不動産投資の片棒担いだからな
投資は自己責任だから詐欺というより煽動かw
眉唾本で学術文庫の維持してる
真実は苦いね 岩波文庫『失われた時を求めて』最終第14巻が刊行された
吉川一義訳は過去最高の翻訳といえる
次は『特性のない男』の個人決定訳を岩波文庫に期待する
いいからさっさと黄帝内経出せや
知名度レベルでいったら出てないのが異常だろ
どうせ利権で出せないんだろうけどそんなん無視して出せ
あと呂子春秋と准南子、史記も出せ
ユリシーズは出して欲しいな
柳瀬訳は未完に終わったし
岩波文庫版のユリシーズなんてあるのか
古本屋回るのが趣味だけど一度もみたことがない
辰野隆って「ゆたか」って読むんだね。
居島一平に教えられた。
>>323
鍼灸師辺りの利権が煩そう
バカみたいな値段で売ってるよな >>325
旧版新潮社世界文学全集の伊藤整訳ユリシーズは持ってるけど、岩波文庫版ユリシーズがあるとは知らなかった。欲しいなあ。 伊藤整訳って途中までじゃなかった?
実物見たことないけど。
岩波文庫の戦後の名原・藤田・村山訳も(一)が出たきりで中断。
岩波文庫の戦前の六人訳は完結。
六人の一人に、森田草平がいるんだよね。
英文科卒業だけど「カラマーゾフの兄弟」の英訳本を読むのに一ヶ月もかかったと、誰かに笑われていた。
>>333
>伊藤整訳って途中までじゃなかった?
新潮社世界文学全集21の伊藤・永松訳は全訳 中山元の訳より分かりやすいんか?
石川さんのカント入門はいい本だったなあ
判断材料になるかはわからんが
中山元訳は永井均が否定的評価をしていたな
中山元はちょいマシな長谷川宏
これで判断して
フロイトとか微妙だった
>>314
その三つの文庫、持っているけど、まだ読んでいない
いつになったら、読めるだろう フロイトなら一部訳語は変だけど岩波の全集でいいのでは
21日の読売新聞に野崎歓が
「巣ごもり勉強術 岩波赤帯」
っての書いてるらしい。
読みたい。
どなたか至急貼ってください。
思いがけず読書の時間が出来たので何を読んだらいいか、ということで、『赤と黒』『戦争と平和』『魔の山』『ノートルダム・ド・パリ』の名を上げている
『失われたときを求めて』を読みますか。
それともサルトルの『自由への道』か。
ちくま文庫のディケンズを次から次へと読んでいけば、大型連休を楽しく過ごせるだろう
やることがないからと、感染リスクがあるのに、パチンコに行くなんて恥ずかしい
『骨董屋』『荒涼館』『ピクウィック・クラブ』『リトル・ドリット』
『マーティン・チャズルウィット』『我らが共通の友』『オリヴァー・トゥイスト』
岩波文庫からかつて新潮文庫で出ていたパステルナーク『ドクトル・ジバゴ』江川卓訳を出せばいい
自分は新潮文庫を持っているから困らないが、最近古書価が値上がりしてきて入手しづらくなっている
また、プレスコットという新人作家の『あの本は読まれているか』が『ドクトル・ジバゴ』にまつわる
CIAの作戦を描いた小説なので、今後さらなる復刊希望の声が増えるだろう
今復刊キャンペーンで復刊してるジッドの法王庁の抜け穴は絶対買いだぞ
石川淳の訳はちょっと古いけど話自体が面白い
ジッドのすぐ読めるものが狭き門と背徳者と田園交響曲だけってのはジッドへの風評被害だろw
もっと面白い作家なのに
>>352
同感だ
ジッドは代表作はあらかた読んだが、『法王庁の抜け穴』がもっとも面白い
『狭き門』や『贋金つくり』より出来は上 「失われた時を求めて」コロナで全部読んだけど内容一切覚えてないとか言いたいな
小林信彦によると戦前から終戦直後にかけての
ジッド人気は相当なものだったらしいけど
ブームが終わると水に落ちた犬状態で叩かれる
こういう扱いはサルトルやマルケスのようなものだろうか
でもノーベル賞受賞だったから戦後の一時期のことは本当だったかも知れないよ
まあ、ブームの常として消費されるだけで終わったんだろうけど
昔程、ツヴァイク、ロマン・ロラン、ゴーリキー、イプセン、
チェーホフ、ホイットマン、ハイネなんかも読まれなくなった気がする
読み継ごうと出版業界や読者が努力しないと、
どんな名著も悪書の洪水に埋もれてしまうね
ストリンドベリは大正時代に全集が出た時が人気のピークだった
らくだのシアンツってもう絶版なった?
コロナで在庫がないだけかな?
>>360
うちの本棚に1冊あるから送ってあげよう
しばらく待ってなさい 絶版と品切の区別がついていない人が多いね。ブログでも単なる品切を絶版と書く人がいる
>>358
こういう言説は腹立つわ
自分が努力して宣伝すりゃいいじゃん
他力本願は死ね >>358
そのなかではチェーホフは残るんじゃね?
それ以外は読まれなくなった理由があるわけで
単に歴史の波にもまれて消えていくだけ
それはそれでいい >>351
ドクトル・ジバゴつまらないよね
期待して読むとがっかりするよ >>365
あれは読者を選ぶ小説だね
自分にとっては非常に優れた文学作品だった 丸谷才一はつまらくて途中で読むのを辞めて最後まで読んでないと言ってたな
ナボコフは「ドクトルジバゴ」に名作というレッテルが貼られているのは単なる迷妄だと断じた
ノーベル賞をめぐる馬鹿騒ぎで名前のみ有名なってしまった隠れた駄作
>>367
丸谷、ナボコフ両者とも作家だよね。
嫉妬しているのかな? 丸谷もナボコフも俺には批評家、文学研究者だな
丸谷の小説なんてまるで面白くないが
評論の「忠臣蔵とはなにか」とか書評はめちゃくちゃ面白い
ナボコフはアメリカに亡命後は大学で文学の講義をずっとやった人
講義録がたくさん出てて、これがめっぽう面白い
筋金入りの芸術至上主義者で批評にブレがない
>>369
ナボコフ、丸谷の批評をキミは鵜呑みにしちゃうのか >>371
あなた読解力ないねー
だから小説も読めないんだね
俺が「ドクトルジバゴつまらないよね」と書き
それへのリプライとしてあなたは「あれは読者を選ぶ小説だね」と書いた
つまり「非常に優れた文学作品」なのにつまらないと感じるのは読者である俺が悪いと言ったわけだ
そう言いたい気持ちは俺にもよく分かるよ
ただの名無しが「つまらない」といくら言ったところで
そりゃお前が読めてないだけだと言いたくなる
だから俺は小説の読み巧者の意見を日本人と外人で1人ずつ紹介したまでだ
どこの誰か分からない俺だけではなく
偉い人もはっきりつまらないと言ってるよと ナボコフの批評は好みの落差が大きすぎて参考にならない
トルストイ、ディケンズ、フローベール、カフカを好む
ドストエフスキー、バルザック、トーマス・マンを貶す
これでは彼が何をどう評価しようが、どうでもよい
丸谷は1980年代後半に『ドクトル・ジバゴ』を絶賛している
おそらく最初の新聞記者によるお粗末な翻訳に嫌気がさして
途中放棄したが、江川卓訳が出て読んだら評価が一変したのでは
>>373
丸谷の途中でやめたは2005年の文藝春秋なのでそれはない ナボコフの文学講義の翻訳が出たとき
江川卓はナボコフのドストエフスキーディスに怒って
懸命にナボコフへの反論を書いた
沼野充義はナボコフの言ってることは基本的に正しくて
江川卓の反論には説得力がないと評した
面白いね
丸谷もナボコフ好きのドスト嫌いだな
ドストの晩年の大作は文体が荒いのは確かだ
>>379
ナボコフのドストエフスキー嫌いはそんなんじゃないよ
ナボコフはドストエフスキーなんて二流のセンチメンタルな通俗作家に過ぎないと言っている
罪と罰は娼婦と殺人者と聖書の組み合わせで低俗な三題噺だ
こんなひどいメロドラマはないと
まあひどいメロドラマだからこそ日本人に受けるわけだけれども ガルシア=マルケスが日本での文庫化に反対してる
とかまあ確かに頭湧いてるとは思う
百年の孤独が文庫化されないのは単に新潮が稼ぎたいだけの話で
それは出版社としては全く正当で健全な判断だろう
>>380
>罪と罰は娼婦と殺人者と聖書の組み合わせで低俗な三題噺だ
>こんなひどいメロドラマはないと
でも強盗バラバや
「罪深き女」(娼婦という説もある)マグダラのマリア
が聖書に登場するからね
罪びとである人間の中でも罪業の深い者が
イエスの受難に立ち会って救済の可能性を見出すというエピソードを
現代風にアレンジして物語として世に問う事は
別に通俗的ではないだろう
福音書を重視するプロテスタンでは神(あるいは良心)との対話
によって生じる葛藤が不可避なので
その結果、心理主義的問答中心の記述になるのも
別にグロテスクでも通俗的でもない
ここら辺は信仰と危機意識の問題であり
ナボコフの危機意識がドストエフスキーのそれとは違うだけの話だね >>386
いやそれめっちゃ通俗的
渡辺淳一かよって突っ込み入れたくなる まあでもナボコフのドストディスは
めっちゃ芸があって面白いので
現物を確認するといいと思う
ナボコフ先生によるロシア文学成績表
トルストイ:A+
プーシキン:A
チェーホフ:A
ドストエフスキー:C-/D+
>>386
ドストエフスキーはプロテスタントじゃないよね >>391
ロシア正教だろうね
反ユダヤ主義者でアーリア主義者でもある 『作家の日記』では3行に1回カトリックの悪口を言っている。
ドストエフスキーはトルストイべた褒めなんだよな
作家の日記の第五巻(ちくま文庫)で褒めまくってる
>>390
ナボコフは単純にドストエフスキーの良さが理解出来ないだけだと思うぞ >>391
>ドストエフスキーはプロテスタントじゃないよね
登場人物が福音主義者であり、プロテスタント批判が含まれている
たとえばラスコーリニコフが分離派を意識したネーミングであり
白痴のロゴージンも去勢派であるかのような記述がある
で、そういう人間がロシアの大地やロシア正教に屈服するという物語だね
悪霊だって家でしたステパンが福音書売りの寡婦である
ソフィア・ウリーチナと一緒にスパソフを目指すが
ワルワーラ(殉教者ワルワーラの名)に看取られて
領地であるスクヴォレーシニキに骨をうずめることになる
まあ、ドストの説く大地主義という奴だね
もちろん批判対象はプロテスタントにとどまらず
西欧かぶれの知識人やカソリックも含まれる
その批判の土台がロシアの土俗性とこれを基盤とするロシア正教なわけだな >>396
反ユダヤ主義が関係していると思うな
ナボコフの妻はユダヤ系で友人にもユダヤ人が多かった
ドストエフスキーは反ユダヤ主義のアーリア人種主義者だから反感があるのではないかと ドストエフスキー嫌いな人って漱石も嫌ってそうだな
そんで泉鏡花とか谷崎潤一郎が好きそう(笑)
辻原登は、ドストエフスキーは20歳くらいまでに読んでその「毒」にあてられることが必要で
それまでにドストと出会わなかったり、読んでも毒に当たらなかったらその人にとってはドスト読む意味なし、みたいなこと言ってる
あと、ナボコフがドスト嫌いなのは度を越したドストエフスキー礼讃者にたいする嫌味だろう、とも言っている
日本でもドスト好きな人ってちょっと好きを超えて心酔しているというか熱狂的な人がまま見受けられるような気がする
ドストエフスキーとシェイクスピアは表現がオーバーでもう少し品よく書いてほしかったと思う
古典だからといって完全無欠なわけではないから批判はあっていい
だいたいが作家は「こいつたいしたことないな」と思った作家をほめる。
「こいつには敵わん」と思った作家を攻撃する。
>>405
もちろんあるだろう
ただナボコフの場合は反ユダヤ主義の問題の方がよっぽど大きいと思うけどね 作家ともあろうものが差別ごときで評価を決定するのはいかがなものか
人間を見つめると差別が根源的問題であることは明白だ
「ごとき」なのか「根源的問題」なのかどっちやねん?
トルストイは性格が悪い
若いゴーリキーを嫉妬して本人の前で悪口をよく言っていた
ゴーリキーも尊敬しつつトルストイの奥にある本質的な他人への冷淡さを看破していた
「チェーホフ君、君は私がシェイクスピアをどのように評価しているかよく知っているだろう。
君の戯曲よりはマシだと評価しているんだよ。」
岩波文庫は有名どころの古典でもけっこう品切れが多くて残念
オースティンもゴーゴリもショーロホフも魅せられたる魂もみんな品切れ
できれば新潮や光文社より岩波で買いたいんだよな
古本屋が緩やかな倉庫のように機能していた時代ならよかったが、
今はAmazonマケプレの高値釣り上げに実店舗が引きずられる時代なんだよなあ
>>411
岩波文庫は他の文庫と異なり、書店買い切りで、少部数出版だが、絶版にはせず、
10年おきくらいに再刊行するから、その時買い逃さないことが大切だ
自分は4年前のゴーゴリ『死せる魂』平井肇訳の刊行は助かった
>>412
絶版本を自分の足で古本屋巡りをして探さなくてよくなった代わりに、
ネットだと古書価が高騰してきたのは痛いね
世界文学全集の中の一冊なんて、かつては数百円で買えたのに、
今や数千円が珍しくない 欲しいときに買いたいのよ。他の文庫であるときはそちらで買っちゃうなあ
全四冊、五冊の本のうち一巻目だけないとか抜けがあっても岩波だと補充されないんだよね…
大きな書店でも小さなところでも
一方、何十年前から置いてあるのだろう、と思われる古ぼけた新品本があったりして切ない
1巻目だけ買って読み進められなくて2巻以降買わない人が多い
限定復刊だと各巻同数印刷するから、1巻だけ売り切れなのはよくある
その点、新潮なんかはすぐに抜けが埋まるからありがたい。岩波も一巻は多目に発行するなど、もうちょっと工夫して欲しい
古い翻訳を改版とあるのは、訳をいじったのではなくて単に活字を今風のものに改めただけですか?
内容に変化はないのでしょうか
昔の文庫は字が小さかったから、改版で字を大きくし、ページが増え、価格も高くなった
岩波文庫は字を大きくしないが、新字新かなに変える改版をしてきた
翻訳自体が古くなった場合は改訳ではなく、新訳に変えてしまう
>>419
お答えありがとう
岩波文庫のカラマーゾフの兄弟を買おうと思ったのですが、岩波のサイトに1927年刊行とあって
ずいぶん前のものなので読みづらいかと心配で伺いました
最近刊行された文庫は字も大きくて読みやすくていいので、全部そうしてくれるとありがたいのですが >>420
岩波文庫の『カラマーゾフの兄弟』は戦前から翻訳をしてきた米川正夫(1965年死去)訳
新潮文庫、光文社古典新訳文庫ではもっと新しい翻訳も出ていて、売れ行きは新しい方がいい
でも、米川訳の方が文章に独特のリズムと味があって、固定ファンがいるのも事実
時々今では使わない難解な漢字を使った言葉が出てくるが(例えば輸贏、畢竟)、
スマホでググれば意味はすぐ判明する
個人的な体験をいうと、米川訳で読んだドスト作品にはどれも感銘を受けたが、
他の人の訳で読んだドスト作品はイマイチだったので、翻訳の相性は重要だと思っている >>421
昔に書かれた小説は昔の翻訳のほうがたとえ国は違っても昔の雰囲気が伝わるのでは、と勝手に思っています
理屈からいえば新しいほうが間違いも少ないだろうし、研究も進んでいるのでよくなるはずですが
芸術分野ではそうもいいきれないのではないかと考えて岩波を選好しています これを買うべき
詳注版 カラマーゾフの兄弟
ドストエフスキー(著)
杉里直人(訳)
『カラマーゾフの兄弟』は劇詩「大審問官」が素晴らしい
降臨したイエス・キリストを牢に閉じ込め、
難詰する中世スペインカトリックの老審問官
ヨーロッパ2000年の歴史が展望される
(ドストスレがまともに機能していないのでこちらに書き込み)
>>424
昔、埴谷雄高の『死霊』の自序を読んだとき、「大審問官」を的確に論じているのに感心した ねえ、レ・ミゼラブルを岩波文庫で四冊まとめ買いしてきて、さあ読むぞと思って巻頭の翻訳者の序を読んだら
誰が死ぬとか結婚するとかあらかた筋と結末が書いてあってそりゃないよと思ったよ
まあ名作は筋を知っていても楽しめる濃厚さがあるからいいんだけど、ちょっとどうかと思った
最近はネタバレ気にしすぎ
ネタバレしたら読む価値のない本ばかりなのだろうが
>>430は何の問題もない
ミステリじゃないんだからネタバレもクソもない >>432
巻頭にあらすじを詳細に書く必要も特にないと思うぜ 必要があるかって言われたら別にないけど大人であればレミゼの内容はほぼ知ったうえで読むんだから
筋が書かれていても気にするようなことじゃなくないか
自分はあらすじを先に読んだ方がいいな
その方が作家が細かいところをどう表現したかを集中して読める
話の展開は評価基準の一番目ではないから
岩波文庫はなんで連冊の一巻目が売れても補充しないんだよ。二巻から読み始める新規はいないだろ?
小さな書店では10年以上棚に置きっぱなしの岩波文庫がたくさんあるよね
グラシン紙の岩波文庫を置いている新刊書店ってまだあるのかな?
飴色になるんだよね。
>>434
大人でも知らんもんは知らんだろ
何十代を対象にしてるのか知らんけど
今の20歳前後が知っていて当然と思ってるなら
大人どころかただの老害
ネタバレは別にいいと思うけどな >>441
何十代を対象かはさておき、豊島与志雄があの序を書いた1917年当時に岩波を読んでるような教養水準の大人を想定して>>434を書いた
今の20代は想定してなかった 100年以上前に翻訳された本がいまだに書店で売ってるってすごいことだよね
レミゼ・戦争と平和・カラマーゾフ・失われた時を求めて・ユリシーズ辺りはある程度ネタバレしとかないと読破出来ないだろ
>>443
メリメの杉捷夫訳も戦前からだったはず 岩波文庫の翻訳で思い出すのは、ロレンス『息子と恋人たち』とハーディ『日蔭者ヂュード』。
両者とも翻訳が遅れたことを訳者があとがきで謝罪しているのだが、読む方が恐縮してしまうくらいの平謝り。
社員の高給維持のためには仕方ない
労働組合強いし
危機感持った社員は他社に移籍しとる(互氏とか)
コミックやら雑誌やらラノベやら辞典、児童書…色んなことやってる講談社は比較にならないだろうに
最近じゃ学術文庫も高い
教養も金持ちのものになるとか中近世に戻りつつあるな
貧乏人はネットで匿名で情報だけガブ呑みして右往左往してて下さいってことだ
高校生でも一寸したバイトで買えるだろ
どんだけ貧乏なんだよw
学術文庫はそれほど上がってもいないよ
ちくま学芸は上がったかなとは思うけど
それでも単行本なら最低でも4000〜5000円台はするであろう
人文・社会科学系の書籍が
高くとも2000円程度で読めるわけだからお得だとは言える
学術文庫はこう言ってはなんだけど玉石混交だから
たまに新書からというパターンもあるわけで
学術文庫の海外から見た幕末明治日本路線はまだ続いてるのかな?
結構好きだからもっと出してほしい
岩波文庫は
ジャケットもつけるようになったし、
製本もよくなったし、
紙質もよくなったし、
買い取り制だから本屋も少しは手取りが多くなるように
高価になったのかもな。
岩波のワイド版は重版しないのか?
品切れ解消して欲しい。
500〜800円なら新刊でも買うけど1000円前後はちょっと高い
昔より本が売れなくなっている以上、単価を上げないと出版社がやっていけない
貧乏人は図書館で借りればよい
やっぱり複写機の存在が原因だな。
本を買わなくとも必要な部分をコピーすればよいから。
コピー機はもっと昔からある
IT革命によりインターネットが普及したことが本の売れ行き不振の原因
単純に実質所得が減ったからだよ
晩年の三島由紀夫は当時の売り上げ減少の要因を
テレビに娯楽の座を奪われたからだ、と分析していたけれど
実際はつい最近までミリオンセラーのメガヒットが出ていた
イノベーションによる陳腐化は一因であっても
決定的な理由とはならない
最近はそのテレビですら
ボリュームゾーンのアダルトシニア層に絞っているのに
視聴率が落ち込んでいる
こちらの方は製作予算の落ち込みで
魅力ある番組が作れなくなったのが原因だろうね
半沢直樹のように中高年の琴線にふれるエグイ演出なら
観る方はタダなのでやはり視聴率は上がるわけで
本は図書館で借りるにしても
そこまで行く費用などを考慮すれば身銭を切ることが多いから
しかし、売れ行きが悪いせいか文庫でもすぐに品切れになって
アマゾンマーケットプレイスで古書価格が高騰する
というパターンが増えたな
それなら文庫化ではなく単行本で細々と中長期的スパンにたった販売戦略で
継続的に提供したほうがまだマシなのかも知れない
ちくまの百闖W成とかホームズ全集が絶版とか品切とは許せないな
一時の流行本じゃなくて、ずっと新規の読者がいるはずなのに
絶版ってないんじゃないの?
最近は紙型を使わない印刷でしょ?
前は「思想」も「世界」も買っていたが、コピーで済ませるようになったな
ただ個人の客なんて岩波にとっちゃどうでもよくて
図書館が買ってくれなくなったら、本当の危機なんだろうが
そんな時は果たしてくるのかな
みんな本を読まなくなったよな。スマホゲームとかそんなんばっかり
特に純文学は100年かけてタコツボ化しちゃったからな
どこで何を競い合ってるのかも素養がないと理解不能
明晰でわかりやすく要点をまとめてるものに対してはバカ扱い
もはや漫画やドラマが先行ってるんじゃないの?
分かりづらいけど深く考察する価値があるものって、あると思うのだよね
>>472
それはup-to-dateな作品のことだよね
谷崎や三島は普通の主婦も読んでいたんだから >>473
それは少数でちまちまやってりゃいいんじゃん?
分かる人だけが分かる深い考察とやらが平均化されることはないだろうし
>>474
だから三島は今も現代の純文学作家より読まれてるんじゃない?
谷崎は細雪以外は微妙だと思うけど
その細雪も今じゃ長いというだけで読む人を選ぶ 谷崎は春琴抄の方が読まれてるんじゃないか
読書メーターの登録数を今見てみたら、新潮文庫版で春琴抄10135、細雪は(上)でさえ4400、(中)2842、(下)2754
谷崎の代表作は戦時中暇つぶしで書いたダラダラ長いだけの『細雪』では断じてない
『春琴抄』『痴人の愛』『吉野葛』『蘆刈』が四大名作
細雪は谷崎が暇潰しで書いたダラダラ長いだけの作品とかお前よく言えるな。
>細雪は谷崎が暇潰しで書いたダラダラ長いだけの作品とかお前よく言えるな。
解説しよう。
「『細雪』は谷崎が暇潰しで書いたダラダラ長いだけの作品」とかお前よく言えるな。
これで解ったかね?
別に文学の評価は主観的でいんじゃね
他人に同じ評価を強要することでもないだろ
普通の主婦が『吉野葛』『蘆刈』を読むかね
『春琴抄』は短い上に近代文学の名作扱いされてるから中高生の頃に皆読むだけでしょ
ほおとかへえとか言いながらとりあえず読んでおく『高野聖』とかと同じ
『痴人の愛』は主婦も読むかもしれんが『細雪』に比べたら内容の質が落ちる
ま、主観ですがね
痴人の愛は主婦よりも女子高生とかがまず読む感じ
私は高校1年の時に読んでたし、周囲の女子も似たようなものだった
ナオミと同世代だから休み時間に痴人の愛の話で盛り上がる
うちの高校は伊勢物語でキャアキャア言ってたな
業平様〜とか
>>484
>>474が言いだしたからだよ
その線で谷崎のどの作品かという話題が始まってんじゃんw
どのみち漫画やドラマのヒット作には敵わんよ そんな高校生いるんだ。文学オタが妄想しそうな状況だよな。
文ストが近代文学作家の文庫本の売り上げに結構貢献してるって話はよく聞くな
ただあれに出てくるのは有名どころばっかりなのがちょっと物足りん
坂口安吾を出すなら牧野信一を出してもいいし谷崎とくれば永井荷風を持ってきても
悪くないと思うが中の人がニワカだからそこまで求められないか。。
超有名どころばっかりじゃないと「誰これ聞いたことなーい」って言われて終わりだろうよ
文ストって女性向けだから荷風みたいな素行の人は登場させてもあんまり人気出ないだろうし
デイヴィッド・コパフィールドが映画化されるから書店で新潮文庫が大量に積まれてる
これを機会に岩波文庫も復刊してくれないの?
岩波文庫からはちょっと外れるけど
岩波少年文庫で「山椒魚」復刊して欲しい
あと「グスコーブドリの伝記」を含めた宮沢賢治作品を載せて欲しい
そっちは無理があるか?
皆そういう要望は岩波にメール送ったり電話して伝えてるの
河出文庫のコンラッド「ロード・ジム」
待ってた、嬉しい
『荒涼館』
ちくま文庫と岩波文庫なら
どちらの翻訳がいいですかね?
難しい質問だ。両方を読んでから決めてみてはどうだろう
>>506
名案だ
両方全巻読んで翻訳の出来をここで報告してくれ >>508
新訳の方がよいはずと盲目的に信じ込むのは危険だ
日本語の下手な翻訳者の文章は読んでいられないから >>505
できれば両方あったほうが理解が進みます
どちらかひとつといったなら全体的に読みやすい岩波
ただ一人称の章のひらがな多用の訳が読みにくいと思う人もいるかと思います >>510
ありがとう
岩波のケース入りを買いました
筑摩のも買います 同時に二つも荒涼館なんて長い小説を買うの?すごいね
自分が『荒涼館』を読んだ時は、まだ筑摩しか出ておらず、
選択のしようがなかったな
>>509
新訳の妄信。自分も避けるべきと思う。
そのうち、今様ことばの訳で過去の有名作品が出版されるとなったら
怖い!
「戦争と平和」トルストイ著のアンドレイが「それって、○○じゃね?」
とかね(笑)やめてもらいたいです。 ナボコフ『ロリータ』
「もうっこのお、いやらしいスケベおやじ」
若島正訳
昭和期の翻訳は誤訳もあるのだろうけど、素晴らしい日本語だな
繰り返し称賛されているのは、堀口大学のフランス詩、神西清のチェーホフ、中野好夫のモームなど
もっと遡れば上田敏など
青空で読めるが、坪内逍遙のシェークスピアはヘンテコで面白い
聖書を文学として読むなら、文語訳だな
うん、「月と6ペンス」も新訳で出回ってしまっているものな。
それをまだ読んではいないが・・・。
岩波文庫から『ヘミングウェー短編集』が消えたな
人気ないのかな?
>>519
月と六ペンスは新潮の金原瑞人や光文社古典新訳の土屋政雄の新訳が結構良かった
>>518
新潮で短編全集あるからな
谷口訳好きだが残念
まあヘミングウェイならそのうち重版かかるでしょ >>518
「月と6ペンス」はちょっと数えても10近く翻訳がある! >>520
谷口陸男は素晴らしい翻訳者だ
彼が訳した『日はまた昇る』『夜はやさし』『怒りのぶどう』すべて感銘を受けた ゴーゴリの死せる魂も新訳が単行本で出てるけど平井肇訳の岩波文庫のほうがよかった記憶がある
>>519
岩波書店は、復刊もいずれまたすると思うよ。ただ、そのタイミングに
新訳に替えて出す可能性が、最近高い様に思う。
そして、吉と出るか、凶と出るか
だよね。 >>524
じじいにとっては旧訳がそりゃいいだろう 読書量が大したことないようだね
望月訳『アンナカレーニナ』には
「新人類」なんて言葉がでてくるんだぜ
新しい翻訳がいいとは限らない
>>527
う〜ん。おれにとっては、そう言う翻訳が現れるって「恐怖」とすら
言えるね。幻滅であり、絶望だよな。現代小説ならよしとしてもさ。
単純、バカな意見を投げつけて、話の流れを分断しようとするやつは
いろいろな所で同じような事をやって、疎ましがられているだけの
憐れな生き物ですから、相手にせず行きましょう。 >>527
しかし、あの翻訳はロシア本国から賞をもらっている
「新人類」程度ではどうってことないな で、お前は望月訳を読んだのかよ?
どーせ読んでいないんだろw
>しかし、あの翻訳はロシア本国から賞をもらっている
ボンクラ!
ロシア政府が望月の日本語訳にお墨付きを与えたワケじゃねーだろ
「日露友好」で賞を与えたんだろ
北御門が3大長編翻訳完成のときには駐日大使が祝賀会に参加して挨拶している
実際に読んでからモノを言えゴミ
「新人類」と言うのは、一応普遍化した言葉として捉えても良いのではないかなと思う。
一概に今様の「新語」とも言い切れないのでは?
例えば「旧人類」の反対語でもあるしね。
だから、これはいいじゃん!って事で(笑)
そんなに嫌なら岩波の中村融訳新潮の木村浩訳、古本なら中村白葉訳などを読めばいいだけの話
アンナ・カレーニナなんて邦訳いくらでもあるんだからいいじゃん
邦訳が一種類しかない本のが悪訳だった時の方が悲惨
>>532
何も知らないんだな、おまえ
ロシアの学者が望月訳を精査した上で、優秀な翻訳だと賞をあげたんだ 戦争と平和の望月訳は文学板のスレで英訳含めて読み比べたけど
誤訳は少ないとは言え日本語がそこまでこなれてなかったな
他の訳に比べて一等読みやすい訳ではないが誤訳が少ないのが良い訳
これだけ有名な作品で翻訳も作品論も数多く出版されているのに誤訳なんて起こりうるの?
>ロシアの学者が望月訳を精査した上で、優秀な翻訳だと賞をあげたんだ
ロシアの学者は日本語に通じているのかよ?
当代最高の翻訳者であるボルコンスキー女史でさえ
英訳で誤訳をしている
他人の評価を鵜呑みにしているのかよゴミ
「新人類」のほかにも笑っちゃう言葉遣いがいくつもある
望月訳を読んでいるのかよ?
読んでから言え!
日本語訳なのにロシア人の評価をありがたがるゴミ
日本人が読んでみてどう感じるかが重要だろ
碌な読書経験もないマヌケだな
「新人類」の訳語だけを捉えて作品をくさす方がどうかと思う
まったく違和感のない言葉だしアンナ・カレーニナは望月訳を買うつもり
>新人類」の訳語だけを捉えて
おまえ、よく他人のレス読めよ
だから、いくつも変な表現があるって
この程度の短文を理解できないのに、長編読んで理解できないだろ
この流れの件でははじめての発言だったが
まあおれの判断なんで勝手にさせてもらう
>>542
それで全くオーケーでしょう!
あと、誤訳ってえのは語学的な間違えから起こるものと
訳者自身が、原文を意図的に旧来のものと違う解釈で
「歪めて」訳している例もあるみたいね。
もうこうなると、翻訳と言う手続きを悪用した改変と
取られても致し方ないよね。 もうトルストイスレでやれよ
ロードジムとかゼーノの意識の感想聞きたい
理想をいえば意味の同定と訳文を練るのをある程度分けた作業が必要だな
誤訳というのは知的意味の間違いなんで
ロードジムは昔出た池澤編の文学全集と同じじゃないの?
感想ってどういうこと?
まだ発売すらされてないのかw
じゃあ感想なんか言いようがないよな
俺はブックオフで100円で買った紫色の全集版持ってるからいらないけど
豆知識 ロード・ジムの映画化には伊丹十三が出演している
たしかにロード・ジムは楽しみだな。
いい値段するし、相当分厚くなるんじゃね?
まあ、小口研磨される前に買っとけって本だわな。
「ロード・ジム』は昔新潮文庫から出たときには上下巻2分冊だった
>>551
古本屋で5千円で買った。
その直後、ちくま文芸文庫から発売された。 岩波文庫なんて、おれが自分の判断で本を買うようになった(小4の)頃は、
★一個が50円だったんだぜ。背表紙下部に縦並びで★がな。4つなら二しゃく円だ。
200円も出しゃぁ、結構な長編小説が買えたもんだ。
お前さんたちが、親父のきんたまの中で泳いですらいなかった時代
の話しの様だ。貴重な話しではないか!
今日一歳になったんだけどオッサンたちみたいにはなりたくないなバブー
みたらい
@46wtcFjxWqXmCbi
2月19日
ある大学教授の韻文。身体感覚を旨として作っているらしいが、客観性を持つがあくまで主観的な観点から発せられる言葉をもって、その感覚が読み手に伝わるとは思えないケド。難解好きなインテリがはまる陥穽じゃないかなあ。
むしゃくしゃしたんで、庭に立った霜柱を踏みつけた。はあ、スッキリ。
2000円握りしめて「ロード・ジム」買いに行ったら、
「禁忌習俗事典」があって、
面白そうだから、そっち買っちゃった。
千数百円で高いって、どんだけビンボー人なんだか
早く金を稼げるように策を練ろよ
岩波が高価なのは「買い取り制」だからじゃないのか
定価が高くなると書店の儲けも多くなる
旨味が多くないと本屋もやっていられないだろ
岩波はそこまで高くないと思う
講談社学術やちくま学芸も内容考えたらまあいいかって気になる
ただ講談社文芸だけはなぜか高く感じる、あの価格帯なら新書かペーパーバックで出してくれた方がいい
基本方針である古典や学術書を安価で提供することを考えれば
昔に比べると価格は上昇しているだろう
とはいえ内容を考えれば高いともいえない
とくにさいきんはレヴィナスやラカンの本まで出版しているのでお得感はあるだろう
「夫婦善哉」の続編が見つかるとほどなくして文庫に収録して出版するし
「旅愁」の検閲前の版を文庫化したりするし
出版不況なのに岩波は頑張っているよ
レヴィナスって何の話だ?全体性と無限は2005年だよな?
さっき駅前の書店に『ロード・ジム』を買いに行ったが、置いてなかった
しょうがないから、アマゾンでポチッた
使えないな、書店は
>>516
「スケベキモジジイ」
ぐらいくだけて良いと思う。俺も考えが変わってな、昔はこんな訳は好きではなかったのだが。 スケベなんか誰も言わねえよ
なんこのエロジジイきっしょ←これですら古い
岩波少年文庫も良いものはちょこちょこ復刊してほしい。子供向けは電子書籍では読まないのだから
岩波少年は石井桃子訳のだけは新訳に代えないんだよね。産みの親みたいなもんだから敬意を表してるのかね
改訳はしてるからそれで良しということかな
岩波文庫にはランボー詩集が三冊も刊行され続けている
小林秀雄訳、中原中也訳、最新の研究成果を取り入れた対訳
上田敏も入れると、この100年間にランボー理解がどれだけ深まったか、素人にもわかる
老舗出版社のプライドを感じるなあ
ランボーはいいよなあ
小林秀雄の文体にはシビれたぜ
あと、ちくまと河出の全詩集も持っている
ランボー詩集って面白いの…?
まど・みちお 谷川俊太郎 茨木のり子 吉野弘
…
読んでみて心に残ってハマった詩集はない
どんな読み方したら詩集が面白くなるのでしょうか?読み方がおかしいのかも知れない
詩集は翻訳を経てメロディが失われるから面白さ半減だよね
漢詩は好きだけど西欧の詩人の楽しみ方わからん
ボードレールの「パリの憂愁」は散文詩だから、エッセイでも読むつもりで読んでみたら、「何か」を感じるかも
韻とか歌謡性とか関係ないから、翻訳でもOKだろ
岩波文庫の対訳シリーズとか読めば
日本語の訳詩集だと上田敏・西条八十・堀口大学・吉田健一とかも文庫であるからチェックしてみてもいいかも
ランボオ『地獄の季節』小林秀雄訳
「もう、秋か。―それにしても、何故に、永遠の太陽を惜むのか。
俺たちは光の発見に心ざす身ではないのか、―季節の上に死滅する人々からは遠く離れて。」
〜別れ〜
小林の訳文自体が高らかな詩を形成しているこの文を読んで何も感じない人は詩は無縁と諦めるべし
それは小林の詩であってランボーの詩とはいえないだろ
洛陽城裏 秋風を見る
家書を作らんと欲して おもい萬重
また恐るそうそう 説きて尽くさざるを
行人発するに臨んで また封を開く
>>592
頭が悪い奴だな
詩は響きと意味から成り立つが、翻訳したら普通は意味しか残らない
しかし、それでは詩の魅力が伝わらない
そこで、翻訳詩にも響きを持たせようとするのが、名翻訳者のわざだ
国語の教科書にも載る上田敏訳ヴェルレーヌ「秋の日のヴィオロンの〜」もそうだ 原文で読めマヌケ
翻訳で韻文を鑑賞できるかゴミ
何が名翻訳者だカス
「音訳」なんか不可能だ知障
わかったつもりになっているだけの低能
さっさと吊れよ
酸素がもったいない
上田敏、堀口大學、小林秀雄の過大評価は、絶望先生みたいなもので「日本文藝」のコスプレ趣味な
多くの人が評価しているなら過大評価とは言わないでしょ
自分の好みが合わなかっただけじゃん
>>601
一人でそう思いこむのは自由
それを他人に強要するな >>590
これはホモの痴話喧嘩のなかで書かれたもの
書いた奴は浮浪者同様で、シラミが巣くっていて、臭かった
そんな奴が書いたものなど理解できないというのは、むしろ普通 こいつ ⇒ ID:OBVK7O8Y
ホモだろ
結構毛だらけホモ糞だらけw
翻訳家を神の如く崇拝しているんだな
う〜ん、エライ、エライw
>>595
とても原文で詩を読める知性があるようには考えられない文章だねwww まあ岩波は詩集に対訳が多いのは嬉しいな
ヴィヨンとかも対訳出して欲しいわ、鈴木訳は難解過ぎる(鹿島茂が「あれはマラルメが書いたヴィヨンですよ」と『文学全集を立ち上げる』で言っていた)
書物のエピグラフに詩の一節が揚げられることがある
翻訳ながら「なかなかいいな」と思ってその詩人の詩集(翻訳)でその詩をみると案外だったりする
一節だけの翻訳と、詩としての言葉の流れの中での該当部分の翻訳とでは印象が異なる
翻訳の詩集なんて読む意味ないな
岩波の対訳詩集では「ダン詩集」が品切れ状態
「ダン詩集」は「グレート・ブックス」所収の作品
世界の詩をすべて原語で読める人間はいない
エラそうなことを言うヤツほど知的レベル低いぜ
>世界の詩をすべて原語で読める人間はいない
>エラそうなことを言うヤツほど知的レベル低いぜ
ID:OBVK7O8Y のことだなw
原語で読めもできないのに翻訳がいいと根拠もなく主張する低能のホモw
原語で読んでて凄いね
そりゃ他人のこと馬鹿にしまくるわな
岩波・ちくまは割りと出してるけど河出は詩集の文庫本少ないな
鈴木創士訳のランボー詩集くらい?
文学なんてわからなくても良し
ランボーなんて20歳くらいですっかり文学を捨てて、その後はアフリカで商人をやってたのは周知のとおり
そっちのほうが、よほど手応えがあっただろう
速読が偉いみたいな価値観ってあるでし
小説一冊読みきるのに速いほど偉いみたいな
詩はそういうのとは無縁に位置する
詩をどう読んでいいかわからない人は金子光晴の「マレー蘭印紀行」はどうだろう。
詩ではなく紀行文だが、詩と同じくらいポエジーが満載。散文詩と言っていいんじゃないの?
沢木耕太郎の長い「深夜特急」を読んだ収穫は、沢木の本文よりもこの本に遇えたことかな。熱帯雨林のジメジメ感が文章で良く表現されているよ。
文学板でよく海外文学は原書で読まないとわからないと書き込む人がいるが、
そういう人は何ヵ国語を読めるのか、気になる
読めない言語の場合は翻訳で読むのか
だとしたら、他人に翻訳では意味がないと言う資格がないではないか
逆に和歌や俳句のいわゆる「英訳」なるものを読むと
翻訳というものの限界は感じるわなw
散文は知らんが
詩集は基本対訳にした方がいいのはわかる
散文は分量的に無理だろう
>>620
ジャズやクラシックで初心者をバカにして目上に立ちたがる面倒くさいオタクと一緒だろ
相手にしても無駄
原書読むことは大事だけど、言語の天才でも無い限り全ての本を翻訳に頼らずにいるのは専門家でも不可能 三島の幼少期のラディゲ好きは、堀口大學の翻訳文の魅力によるところも大きかったと三島本人が書いてたり
ランボーなら粟津則雄の訳のを持ってる。赤い装丁で黒い箱入り。
いつ買ったのか覚えていないが、しばらく段ボール箱の底に眠っていた。
9歳で書いた散文詩も載ってる。本人写真とランボー自筆の詩の写しも
載っている。いま見ると結構貴重なものに思える。
ランボーの生涯は研究が進んでいて、翻訳もたくさんあるので読むと面白い。
ヴェルレーヌとの関係ばっかり注目されるが、とてつもなく頑固なお母ちゃんの存在と奇妙な母子愛に驚く。
暗く辛い人生だったが、ドラエーとの友情は、この天才にもありふれた美しい青春があったことを記憶させる。
>>619
そのとおり
「歌の本体、政治をたすくる為にもあらず、身をおさむる為にもあらず、ただ心に思う事をいふより外なし」 こういうこと言ってるやつって詩どころか
こういうスレすら向いてないって思う
河出も岩波も文庫カバーもらえるフェアやってるけど今欲しいのないな
失われた時を求めて、は長さはともかく一般の海外文学好きの読者が楽しく読めるものなの?
あれって意識の流れ手法の心理小説だから少なくとも形式的な面白さは保証されてるんじゃね
>>633
物語しか読もうとしない読者は数ページで放り出す
細部の描写や数ページに及ぶ一文の構造を面白がれるなら読み通せる 福永武彦も失われた時は最後まで読んでないって書いてたぞ
スワン家の方へ(文庫1〜2巻)とナボコフの文学講義(下巻)だけ読むというのもある
あと岩波版訳した吉川一義が今月入門編の新書出すし
そんなもの、読んだからといって『失われた時を求めて』を
完読できる保証はないのに、挙げている連中はアホばかりだ
ガイド本にそんな保証を求めるやつがいるか??意味不明
かなりの文学好き、読書好きでも完読した人の少ない作品
ネット上で完読したと言っているのがチラホラいるけど眉唾ものだ
加賀乙彦さんは完読者
ナボコフの文学講義?そんな他人が書いた文芸批評でお茶濁していの?
兎に角、読み始めること
いつかは読了できる
1日1ページでもよいから継続すること
いつの日か読了できる
岩波文庫版は挿し絵や訳者解説も充実してるから読みやすい
同じくらい光文社古典新訳文庫版もいいんだがまだ半分弱しか出てない
失われた時を求めてを完読することが偉いとでも思ってんのか?
柳田国男の葬送習俗事典面白そう
河出文庫は山田風太郎の復刊も進めてるし楽しみ
>>647
偉くはないかもしれないが、根性があるのは
確か、フルマラソンを完走するようなもんだろう、 >>650
登場人物で唯一面白いのがシャルリュス男爵で、小説の後半に出てくる 失われた時を求めてといえばちくまの井上訳は絶版か
電子書籍で半額とかにしたらそれなりに売れそう
>>653
30年前は井上訳か新潮の共訳しかなかったから、自分は井上訳で完読した
翻訳には寛容な自分ではあるが、読みづらい翻訳で読み通すのに苦労した
岩波の吉川訳はそれに比べれば遥かに読みやすい(吉川は井上門下)
今、井上訳を売っても読める読者はほとんどいないだろう >>654
老後の楽しみと思って大枚はたいて、買っちゃってるよ、俺。 ボルヘスがどれだったか忘れたが、短編集の序文に長いだけが取り柄の小説について愚痴ってたな
バルザックが人物再登場法を用いて90の長短編で表現した人間喜劇
プルーストはそれを一つの小説で描いてみせた
★★★位で買える本が読みやすいな。厚さ的にもな。な?
>>655
岩波文庫の新しい訳をなぜ買わなかった? >>659
買ったのが30年以上まえだからな。当時はほとんど選択肢がなかったのだ。 >>659
「ペスト」や「大衆の反逆」、「人生談義」のことか?>岩波新訳 >>661
頭悪いな
スレをたどれば、どの作品か分かるはずだ 自分の非を認められることで磨かれるのが知性だから
匿名ですら自分の非を認められないほどのバカは元々最下層に属すると見て問題ない
会話するだけ無駄
>>667
何だ、その知性の定義は? くっだらないw 悪いね〜
他の作品でも岩波文庫で新訳の出版ラッシュだったから知ってるの上げてみたってだけ
しかし「謙虚」という言葉を実現させるのは難しいな>自分の非を認められることで磨かれるのが知性だから
戦前の話だか、林達夫が当時、岩波文庫で出された関根秀雄のブリュンチエールの誤訳を徹底して指摘したことがあった。
誤訳指摘そのものよりも、批判のスタイルの優雅さが見事である。あのような文章で他人を批判できる人は今や絶無だろう。
景気のいい時代に岩波クラシックスというシリーズがあった。
岩波文庫のなかからセレクトして大きな活字で読めるようにしたもの。
「上田敏全訳詩集」が手元にあるが、製本がしっかりしていて素晴らしい。
こういうのは文庫じゃなくて、大きな本で読みたいものだ。
「岩波クラシックス」って拡大コピーの印刷だよね
新たに活字を組んだものではなかった
昔の岩波文庫は活字が小さいのに昔の人はよく読んでいたと思う
岩波の復刊って文字の小ささまで前のままなのなんとかしてくれ
活字がきれいじゃないと読む気にならん
電子書籍はどうも読んだ気がしない。
ところで最近の作家はみんなパソコンで書いているはずだが、オリジナル原稿の多くは横書きだろう。
そろそろ現代文学は出版も横書きにしてもいいんじゃないのかな。
新書も文庫も止めて、新しいサイズで全社統一サイズの薄い本出して欲しい。
横書きに向いたサイズで。
文庫だと横書き用には横の文字数をもう少し増やした方がいいと思う。
過去はともかく、現代日本の作家や学者の論文はパソコン使って最初は横書きで書いている人が多いと思う。
その場合、横書きで出版したほうがわざわざ縦書きに直すよりも自然だし、オリジナルな意図に近いはず。
横書きで出版指定の作家、学者がもっと出てきてもよさそうなものだ。
バソコンで横書きに書いてるから横書きで出版するのがオリジナルの意図に近い???
その論理はおかしいよ
この3社は翻訳も多いから、本によって横書きでも違和感は少ないと思うけど。
ちくまは、英単語や数式が沢山出てくる本は横書きにしてるよね。
「キリストにならいて」トマス・ア・ケンピス
にて
講談社学術文庫版とどのような違いがありますか
筑摩書房は、急いでちくま文庫版の柳田国男全集を復刊して欲しい。何故こういう重要書籍を早々と絶版にしてしまうんや。
>>686
絶版になる前になんで早々と買わなんだや? マジでもうちょっと電子書籍が普及しないかね・・・
筑摩や岩波の売れなくなれば即絶版商法は耐えられないわなw
>>686
古本屋でよく見かけるけどね
全巻揃って3万前後
古本は嫌なのかな >>687
河出の禁忌習俗事典は売れてるらしい
>>689
岩波はまだ定期的にリクエスト復刊するけどちくまはなかなかないしな
ちくまのディケンズ全部や小沼訳のドストエフスキー全集電子化して欲しい >>680
学者はともかく作家で横書きなんてほとんどいないだろw >>692
そうでもないらしいよ
阿部和重は昔から横書きらしいし山下澄人みたいにスマホで小説書いている人は横書きでしょ
デジタル世代の現代作家には多いんじゃないの >>689
何故絶版になる前に買い集めないのか
いつまでもあると思うな、本と親 紙も経年劣化するから30年に一度は新刊で欲しくない?
自炊した時に外側と内側で色が違って悲しかった。
だよね
新しいに越したことない
読みもしない蔵書だけ増やしても金と場所の無駄
>>694
そんなもん年齢層次第ではどうしようもないだろ
本好きはおっさんばっかと思うな 筑摩書房の古典日本文学全集を文庫化or電子化してほしい
お前ら和歌山県の下村拓郎様(35歳、元自衛隊)をご存知か、この方は将来素晴しい人物になるから覚えておいて損はないぞ
>>699
最近までUnicode対応してなかった文字か >>680
「恋空」「電車男」「君の膵臓を食べたい」などのインターネット発祥の文学も(当然とはいえ)元は横書きだね >>698
検索しても小学館の方(日本古典文学全集)ばっか出てくる… 9月復刊
『ラ・フォンテーヌ 寓話』上下巻とも9月15日重版再開
狂えるオルランド、岩波、ちくま、河出でで出してくれないかね。古書で3万〜4万円で出されてて困る
もう死ぬだけなので荷物は増やしたくないね。
死んだあとはゴミにされてしまうんだろうし。
恋するオルランドがないのに続編の狂えるオルランドを読むのか
ロマンロランの「魅せられたる魂」はいつ出るの? 岩波文庫で二十年ぐらい品切れなんだけど。
もいっかい読みたい読みたい読みたい!
>>719
電子書籍か全集版を中古か図書館で。それか光文社にリクエストしてはどうか >>717
アマゾンで🔟巻5,000円で普通に売っとる >>719
amazonで1999年版全5冊9300円で売っている
探せよ その程度の金もない貧乏人は本を買い、所有する資格はない
図書館で借りてろよ
岩波でもマンスフィールドパーク出るのか
中公やちくまの京極夏彦ばりに分厚い一冊本もいいけど岩波らしい上下分冊も楽しみ
>>724
定価の倍は納得できない。
もう一度読みたいだけだから。
研究者でもないし、とても秀逸なストーリーを追いたいので。 >>726
研究者は翻訳ではなく原書を読む
品切れ本に定価の数倍の値段をつけるのはよくあること
子供じゃないんだから、分別のある態度を取りなさい >>726
一度読みたいだけなら
それこそ図書館でしょ >>717
『ジャン・クリストフ』は今も岩波文庫が出ているけど、男が主人公ではダメなの?
『魅せられたる魂』は女が主人公だが、あんた、女か?
ちなみに自分は前者は新潮社、後者は中央公論社の世界文学全集を古本で購入した >>729
ジャンクリストフも読んでみたいと思います。
魅せられたる魂は、ヒロインが息子マルクに革命を語る数々のシーンがめちゃ好きです。
あと、マルクが死んだあと、マルクの奥さんに「マルクは私と共にいる! 行きなさい! 闘いなさい」の有名なところが好き。 >>731
ところで、かつて読んだ『魅せられたる魂』の本はどうしたの?
借りたのか、古本屋に売ってしまったのか? >>732
岩波文庫で持ってたのに、引っ越しの時に処分したんですよ。まさかこんなに長く品切れ続くなんて思わなかったんです。やっぱり本は手元に置いておくべきですかねぇ。 「蔵書を売るタイミング」というスレッドがあるけれど、自分は蔵書を売らない
いつまた読み返したくなるか、わからないし、本という物体を愛でるのが好きだから
電子書籍には全く興味が湧かない
300捨てて1冊ぐらいだな
捨てたもので読みたくなるのは
その程度なら買いなおせばいいし
その場合も捨てたから読みたくなっただけで
買う必要もなかったとなる事が多い
>>736
その一冊って何よ。気になるではないか。 >>737
いま思い出すのは
『直筆で読む「人間失格」 (集英社新書 ビジュアル版』
絶版になってて古書で買い直したけどいらんかった 本の売れ行きが年々下がっているから、出版社が倒産を避けるには値上げするしかない
『ジャン・クリストフ』はこれまでいくつも翻訳が出ているのに、
『魅せられたる魂』はどの出版社から出ても、不思議にも常に宮本正清訳のみなんだな
爆発した切符はペヨトルも無いからなあ。。河出無理かな。サンリオエスエフまた買うか
>>741
原作者(ロマン・ロラン)の著作権は切れているものの翻訳者(宮本正清)の著作権はまだ切れてないから余計不思議 『魅せられたる魂』の古書をネット検索すると、確かに宮本さんの訳しか見つからない。宮本さんの訳で読みましたが全然問題ないです。自然な訳で読みやすかった。
フランス語は読むのが厳しいので、日本語じゃなければ英語版でもいいかと思ったけど、英語版も見つけられないです。
もう一回読みたいです。処分したことが最大の後悔です。
>>744
中古で買うか図書館で借りるかしかないっての
普通にネットで5000円以下で売ってるやんけ 文学板難問クイズ
次の三つのタイトル名から連想される作品名を答えよ。
@チボー家の人々
A「裸の町」(映画)
Bペスト
ヒント
夏、日本現代詩、鉄腕アトム
答□□(カタカナ)
自分が持っている『魅せられたる魂』は岩波文庫でなく、赤い装丁の中央公論社の3巻本
これには『ピエールとリュース』という中編恋愛小説も入っている
かつて岡田英次がこれを読んで感激し、今井正に映画化を勧め、「また逢う日まで」が作られた
「また逢う日まで」は名作だよね
今井正がロマン・ロラン未亡人に映画化権料を安くして欲しいと
手紙を送ったら、無料でいいと答えたらしい
ただ、映画化をヨーロッパでのロラン作品の版権を持つ出版社が知ったら、
莫大な原作料を要求しかねないから、原作を明らかにせず、
こっそり作って公開すればいいともアドバイスしたとか
1日に発表される重版情報が更新されていない。3月の復刊はないのか
筑摩さん、
ディケンズ作品の復刊をお願いします
出来ればハードカバーで
セット販売で結構ですから
ナボコフが一冊評論を書いているくらいゴーゴリは面白い
偶々品切れになっただけで直ぐに重版となった
優先順位の低い作品だ
>>762
それは簡単に言えないから、ナボコフの『ニコライ・ゴーゴリ』を読むとよい 古本屋めぐり趣味だけど
ゴーゴリの岩波文庫は狂人日記と外套鼻以外を
ほぼ見かけないな
復刊するならそっちにしてくれ
『死せる魂』以外読む必要ないぞ
露文が特に好きな読者以外はな
他に読むべき作品いっぱいある
>>766
うん、分かった。ちなみに他に読むべき作品とはどんなものか、ご教示願う。 露文はドストとトルストイだけでお腹いっぱい。ゴーゴリは読んだことないが、薦めてる奴ですら簡単には言えないとか言うレベルではとても手に取る気にならない
ゴーゴリは外套が好きだな。あれ短いからすぐ読めるし何度も読み返したくなる。検察官(査察官)も面白い
>>769
無知な俺は、プッチーニのオペラ『外套』の原作は、ゴーゴリだと思っていた。 岩波文庫のゴーゴリ『死せる魂』はたまに重版されるが、
あまり古本屋には出回らない最高傑作
平井肇と横田瑞穂の名訳だから、見かけたら買っておくべし