米宇宙開発ベンチャー、スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は19日、打ち上げたロケットを回収して24時間以内に再び打ち上げる計画を明らかにした。同社は6月に3日で2回の打ち上げ・回収に成功するなど、コスト削減に向けて打ち上げペースを上げている。回収から再利用までには厳しい品質検査が必要で、24時間以内の再打ち上げは非常に難しい。
マスク氏はワシントンで開催された宇宙関連イベントに登壇した。スペースXは今年3月にいったん打ち上げて回収したロケットを再び打ち上げ、さらに回収することに成功していた。この際は回収したロケットの品質に問題がないかを半年以上かけて慎重に検証した。今回の計画はこれを24時間にまで短縮する大胆なものだ。米航空宇宙局(NASA)の承認を得られる水準に検査の品質を厳しく保つ必要があり難易度は高い。
スペースXはロボットの導入により検査の作業を大幅に自動化し、期間を短縮しようとしている。マスク氏はロケットを最終的に航空機のような頻度で活用する目標を掲げている。同社は地上から上昇するための1段目ロケットの再利用を始めたが、ロケット先端のカバー部分や2段目ロケットの再利用にも取り組んでいる。マスク氏は「自動化が進めば2段目ロケットの回収も可能」だとした。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC20H1C_Q7A720C1EAF000/
マスク氏はワシントンで開催された宇宙関連イベントに登壇した。スペースXは今年3月にいったん打ち上げて回収したロケットを再び打ち上げ、さらに回収することに成功していた。この際は回収したロケットの品質に問題がないかを半年以上かけて慎重に検証した。今回の計画はこれを24時間にまで短縮する大胆なものだ。米航空宇宙局(NASA)の承認を得られる水準に検査の品質を厳しく保つ必要があり難易度は高い。
スペースXはロボットの導入により検査の作業を大幅に自動化し、期間を短縮しようとしている。マスク氏はロケットを最終的に航空機のような頻度で活用する目標を掲げている。同社は地上から上昇するための1段目ロケットの再利用を始めたが、ロケット先端のカバー部分や2段目ロケットの再利用にも取り組んでいる。マスク氏は「自動化が進めば2段目ロケットの回収も可能」だとした。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC20H1C_Q7A720C1EAF000/